哲学者と僧侶が語る「戦争・いのち・平和」の対話イベント

哲学者と僧侶の対話イベント

2025年3月7日（金）、東京都港区に位置する光明寺で、「戦争・いのち・平和 ― 自分の言葉で語ろう」と題する哲学対話イベントが開催されます。このイベントは、哲学者であり作家でもある永井玲衣さん、そして僧侶の霍野廣由さんがリーダーとなり、参加者が互いに考えを深める場を提供します。

「思想を開く場」としての意義

この対話イベントは単に意見を交換するだけでなく、普段何気なく考えていることを再評価する機会です。「なぜそれが正しいのか」「どうしてそう思うのか」といった問いを通じて、自らの価値観や感情を見つめ直します。これにより、参加者それぞれがより深く、自分の言葉で思考を展開する助けとなります。

講師について

永井玲衣（ながい・れい）さん

哲学者であり作家の永井さんは、地域での対話の場を設ける活動を行っています。著作には『水中の哲学者たち』や『世界の適切な保存』などがあり、多様な視点から哲学を掘り下げています。彼女の対話のアプローチは、柔らかくも鋭い視点を持ち、人々がさまざまな意見を持ち寄ることを促します。

霍野廣由（つるの・こうゆう）さん

霍野さんは認定NPO法人京都自死・自殺相談センターの事務局長を務め、高齢者福祉や終末医療に関わる活動を長年続けてきました。また、超宗派の僧侶グループ「ワカゾー」に参加し、Deathカフェなどを主催するなど、現代社会における「いのち」をテーマにした議論を推進しています。彼の実体験を基にした視点は、参加者に深い気づきをもたらすことでしょう。