Entrust社、2007年度決算を発表!増収とコスト削減で黒字転換達成

Entrust社、2007年度決算:増収とコスト削減で黒字転換



デジタルIDと情報セキュリティソリューションを提供するEntrust, Inc.(NASDAQ:ENTU)が、2007年度第4四半期および通期の決算を発表しました。発表によると、増収とコスト削減の取り組みが功を奏し、第4四半期は黒字転換を達成。2007年度は堅調な業績を示しました。

第4四半期決算のハイライト



売上高増加: 第4四半期の総売上高は前四半期比11%増の2,670万ドルを記録。製品売上高は24%増と大幅に伸長し、総売上高の約38%を占めました。サービス売上高も5%増の1,650万ドルとなり、過去3年間で四半期ベースの最高売上高を更新しました。サポートとメンテナンスの売上が特に大きく貢献しています。
黒字転換達成: コスト削減策の効果もあり、第4四半期は黒字転換を達成しました。
繰延利益増加: 繰延利益は約2,790万ドルと前年末比約430万ドル増。この増加の約60%は製品関連の売上によるものです。

2007年度通期決算のハイライト



総売上高増加: 2007年度の総売上高は前年度比5%増の9,970万ドル。
製品売上高の増加: 製品売上高は前年度比2%増の3,640万ドル。
サービス売上高の増加: サービス売上高は前年度比6%増の6,330万ドル。メンテナンス利益の記録的な増加が貢献しました。
契約ベースの売上増加: 契約ベースの製品およびサービスの売上高は、2007年度総売上高の51%を占めました。
新規顧客獲得: 2007年には133件の新規顧客を獲得(前年度比64%増)。
Entrust IdentityGuardの好調: Entrust IdentityGuardの受注件数は前年度比98%増の194件。新規顧客からの受注が85件を占めました。
PKI製品の堅調な成長: Entrust Public Key Infrastructure(PKI)製品の売上高も前年度比11%増加しました。
政府関連市場での成長: 政府関連製品の売上高は前年度比9%増加しました。
キャッシュフローの改善: 2,050万ドルの現金および有価証券を生み出し、無借金経営を実現しました。

経営陣のコメント



Entrust, Inc.の会長兼社長兼CEOであるビル・コナー氏は、2007年度の業績について「非常に満足している」とコメント。売上高、繰延利益の増加に加え、Non-GAAPベースの収益が損益分岐点にまで改善したことを強調しました。

財務担当上級副社長兼CFOのデイビッド・ワグナー氏は、小規模商談の増加がビジネスモデルの転換を示しており、2008年以降のリスク軽減につながると述べています。

まとめ



Entrust社は、2007年度、増収とコスト削減によって黒字転換を達成し、堅調な業績を示しました。製品およびサービスの売上高増加、新規顧客獲得、主要製品の好調など、様々な分野で成長を遂げています。これらの成果を基盤に、2008年度以降も更なる成長が期待されます。

会社情報

会社名
エントラストジャパン株式会社
住所
東京都千代田区神田神保町2-23 アセンド神保町ビル3F
電話番号
03-5211-8900

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