つくば市での新しい商品体験が始動
株式会社鶴と学びが企画・運営する「買ってみっPeyo つくば テストマーケティング自販機」の第10期が、2026年1月1日より開始される。この取り組みは地域の中小企業や事業者の商品の「試しながら育てる」ことをコンセプトにしている。
従来の自販機のイメージを覆すこの企画は、自動販売機を単なる販売の場に留まらせず、消費者がその場で体験し、意見をフィードバックできる「参加型テストマーケティング」の場として活用することを目的としている。これにより、購入者は商品を手に取るだけでなく、その使用感や印象を直接事業者に伝えることが可能になった。
AR体験とアンケートを融合
第10期のテーマは「体験する・参加する・声が届く」。商品購入後、QRコードをスキャンすることでアンケートに参加でき、そのフィードバックは事業者に届く仕組みになっている。これにより、消費者は自身の意見が次の商品開発に反映されるという、製品と利用者の関係が新たに構築されることが期待されている。
さらに、商品紹介にはAR(拡張現実)技術が活用され、購買前に商品の特徴や使い方を直感的に確認できるようになっている。スマートフォンをかざすことで、商品の魅力を視覚的に体験できるので、未経験者でも気軽に試せる。難しい操作は不要で、子供から大人まで楽しむことができる。
様々な事業者が参加
第10期には、多様なバックグラウンドを持つ4つの事業者が参加。彼らは消費者の率直な感想を受け取り、それを元に商品改善や新しい商品の開発につなげる姿勢を大切にしている。以下は、参加事業者の一部とその商品紹介の声だ。
1.
硝子アロマペンダント(硝子屋Hamagon)
「実際に使ってみて初めてわかることが多いので、ARを通じて特徴を知った上での感想を楽しみにしています。」
2.
リアルカーボン小物(カーボン加工の専門店 サーフェス)
「カーボンの魅力をARで伝え、実際に手に取った方々の感想が新たな商品へのヒントになると思います。」
3.
みよこの七味(筑波山 神橋亭)
「今年の福来みかんを使用した七味で、香りや辛味についてのフィードバックが次の製品づくりに繋げられます。」
4.
米粉パンケーキミックス(有限会社 横田農場)
「新たに試みるりんごフレーバーに対する率直な感想をお待ちしております。」
新しい体験を通じて地域を応援
この「買ってみっPeyo」の取り組みは、ただの消費行動に留まらない。参加者は商品を購入するだけでなく、新しい体験を通じて地域のものづくりを支援できる。一人一人の意見が、事業者の次の挑戦に繋がると言っても過言ではない。この取り組みを通じて、地域と消費者の距離を縮め、より良い商品づくりが促進されることが期待されている。
体験希望者の呼びかけ
「買ってみっPeyo」は新しい体験やAR技術に興味がある方、地域の中小企業を応援したい方、親子で学びを楽しみたい方、つくば市を訪れる観光客など、さまざまな方々に体験してほしい。自動販売機という枠を超えた、新しい関わり方を実感してほしい。
次の商品を育てる一歩
アンケートを通じて得る感想は、「おいしかった」「使いやすかった」といった意見だけでなく、「こんな場面で使いたい」「もっとこうだったら」という具体的な声も重要視される。このように、個々の体験が次の商品づくりに繋がる「買ってみっPeyo つくば テストマーケティング自販機」は、地域の未来を切り拓く取り組みとして注目を集めている。
詳しい情報は公式サイト、またはPR TIMES STORYで確認できるので、ぜひチェックしてみてほしい。