阿佐ヶ谷に誕生したフィレンツェの雄、Mamma Lampre.
2026年8月、東京都杉並区阿佐谷にて移転オープンした「Mamma Lampre.(マンマ ランプレドット)」は、フィレンツェの郷土料理であるランプレドットを専門に提供する新しいお店です。柔らかな牛の第4胃、ギアラを使用したこの料理は、日本ではまだあまり知られていない存在です。オーナーの通称「ランプレ姉さん」は、イタリア語も話せず、料理人としてのツテもない状態からこの挑戦を始めました。
ランプレドットとの出会い
2014年にフィレンツェで初めてランプレドットと出会ったランプレ姉さんは、その独特な味に魅了され、日本でこの料理を広めたいと決意します。もちろん、言葉も通じなければ人脈もなく、不安な状況であったにもかかわらず、彼女は2023年に単身フィレンツェに赴き、現地のレストランに飛び込みました。そして、直接料理の作り方を教えてもらうことで、本場ならではの技術を習得しました。
淡い思い出と本場の味
フィレンツェでは日常的に食べられているランプレドットですが、日本では一般的ではありません。ランプレ姉さんはこの料理を「布教」することを自身の使命だと考えており、「この味を日本に広めないと、成仏できません」と真剣に語ります。その情熱は、料理を通じてのみならず、地域の食文化を発展させる力となっています。
メニューの魅力
Mamma Lampre.の看板メニューは「ランプレドット・パニーノ」(1,450円)。こちらは、数日かけてじっくり煮込んだ大きなギアラを、祭りのようなプロセスで調理した作品です。イタリアンパセリをたっぷりと載せ、サクッとしたロゼッタパンに挟むことで、味わい深い一品に仕上げられています。また、特筆すべきは、料理に合わせたパンへのこだわりです。ローマの老舗にて、パニーノを構成するパンについても同じく修業を重ねています。
さらに、トスカーナの郷土料理「クロスティーノ・トスカーナ」(450円)も提供しています。自家製の塩なしパンに、鶏レバーや玉ねぎ、アンチョビを合わせたこの料理は、赤泡の「ランブルスコ」と一緒に楽しむのがオススメです。
これからの展望
フィレンツェのソウルフードであるランプレドットを日本に広めるため、ランプレ姉さんはこの誰もが認識できる料理の魅力を漫画やSNSを通じて発信していく考えです。また、阿佐ヶ谷という地域を拠点にしながら、フィレンツェの文化を日本に根付かせる活動も熱心に行っています。ランプレ姉さんの夢は、フィレンツェの味を日本の食文化に定着させ、訪れた人々に愛される存在になることです。
このように、Mamma Lampre.は一皿の料理を通して、異国の文化と味を伝える場として成長していくことでしょう。食の多様性を楽しむ現代において、ぜひこの珍しい料理をストレートに楽しんでいただきたいと思います。
店舗情報
- - 店舗名:Mamma Lampre.(マンマ ランプレドット)
- - 所在地:〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南3丁目43-43 1NKハイツ103
- - 営業時間:16:00〜21:00
- - 定休日:不定休
- - 予約:DM予約必須
- - Instagramアカウント:@mamma_lampredotto