Quality Cloudsとアオラナウの新たな提携
アオラナウ株式会社とQuality Clouds Ltd.が、戦略的な提携関係を結び、日本企業向けにプラットフォームガバナンスソリューションを提供します。今回の協業により、SaaS技術を活用したServiceNowプラットフォームのガバナンス強化や、技術的負債の削減、内製化の推進が期待されています。
SaaSプラットフォームの現状と課題
近年、多くの企業が業務効率の向上を目指して、複数のSaaSプラットフォームを導入しています。しかし、SaaSプラットフォームの発展に伴い、内製化制度の整備が進む中で、技術負債の蓄積が課題となっています。これにより、運用面での非効率化や、デジタルトランスフォーメーションの妨げになる可能性があります。
企業は一方でプラットフォームを高度化させ、新規ソリューションを導入することで競争優位を高めようとしていますが、その反面技術負債が運用に悪影響を及ぼすこともあるのです。このような背景を踏まえ、アオラナウはQuality Cloudsとの提携を通じて、プラットフォームガバナンスの自動化を促進します。
Quality Cloudsの提案するガバナンスソリューション
Quality Cloudsは、SaaSプラットフォームの品質とガバナンスを支援する分野でグローバルリーダーとして知られています。同社の提供する「プラットフォーム&開発ガバナンスソリューション」は、700以上のベストプラクティスに基づき、プラットフォームを常時監視し、技術負債の蓄積を防止します。このソリューションにより、企業はよりスムーズな運用を実現できるのです。
提携による効果
この提携によって、Quality Cloudsの先進的な技術とアオラナウの豊富なServiceNowに関する知識を組み合わせることで、日本企業の内製化を一層促進し、迅速なデジタルトランスフォーメーションの支援が可能となります。Quality CloudsのCEO、Adrian Serle氏は、アオラナウとの協業を通じて、日本市場においても質の高いサポートを提供できると確信しています。
一方、アオラナウの代表取締役社長、我妻智之氏は、Quality Cloudsとの協業により多くの日本企業が直面している内製化の課題を解決できることに大きな期待を寄せています。
まとめ
デジタルトランスフォーメーションが進む現代において、Quality Cloudsとアオラナウの協業は、日本のビジネスシーンに新たな風を吹き込むことでしょう。内製化を進める企業にとって、ガバナンスの強化はより重要となっていくため、今回の提携はそのニーズに応えるものと言えます。今後も両社がどのように日本市場での展開を進めていくのか、ますます注目が集まります。