日本初の量産型小型電気バス「J6」が登場！エコな地域交通を支援

日本初の量産型小型電気バス「J6」が登場！

BYDジャパンが日本市場向けに開発した小型電気バス「J6」が、2020年春からの納車を目指して販売されることが決定しました。このバスは、日本国内の小型電気バスとしては最長の航続距離200kmを誇り、希望小売価格は1,950万円（税抜）です。今後5年間で1,000台の販売を計画しており、地域交通の革新へ向けた一歩を踏み出します。

新たな環境への取り組み

国際的な約束としてのパリ協定を受け、2030年までにCO2排出削減を目指す動きが進んでいる日本。政府は、環境負荷の少ない自動車の普及を提唱し、自家用自動車から公共交通機関への転換を促進しています。しかし、今までのEVバスは高価格や航続距離、充電インフラの整備など多数の課題を抱えていました。

特に、公共交通の未整備地域においては、医療機関までの距離が1キロ以上離れている65歳以上の家族がいる世帯が23%も存在すると報告されています。このため、地域における交通の利便性を高める必要性が高まっています。

「J6」の特長とメリット

「J6」は、必要に応じてモジュール化した部品を使用しており、メンテナンスの効率も改善されています。特に日本市場のニーズに合わせた設計がなされているため、多様な地域での運用が期待されます。この小型電気バスにより、さらなるEVの普及が促進されるでしょう。

新エネルギー社会の実現に向けて

BYDジャパンは、EVだけでなく、太陽光パネルや蓄電池といった新エネルギー事業の展開も視野に入れています。地域の交通問題や環境意識の向上に寄与するため、企業や団体とのアライアンスを通じて新たな電動交通のモデルを創出することを目指しています。

今後は「J6」を基に、自動化技術やVtoH（Vehicle to Home）、VtoG（Vehicle to Grid）、VtoV（Vehicle to Vehicle）といったシステムの開発も進めていきます。これらは環境や高齢化社会への対応に直結する取り組みです。