谷崎贈る文学の宴、柴崎友香による特別講演会の魅力

2025年7月20日、兵庫県芦屋市にあるルネサンスクラシックス芦屋ルナ・ホールにて、谷崎潤一郎の生誕を祝う「残月祭」が開催されます。今年の特別講演会には、2024年に『続きと始まり』で谷崎潤一郎賞を受賞した作家、柴崎友香氏が登壇します。この催しは、文学と関西の文化・風土を深く考察する素晴らしい機会となることでしょう。

谷崎潤一郎と柴崎友香の関わり

谷崎潤一郎（1886-1965）は、戦前・戦後を通じて日本文学に大きな影響を与えた作家です。彼の作品は、作品を通じての美的感覚や心理描写、そして複雑な人間関係に注目が集まっています。柴崎友香氏もまた、その作品において独特の視点から人間の感情や生活を描き出しており、谷崎の影響を受けた面も多々あると言えるでしょう。

残月祭の目的と内容

「残月祭」は、谷崎の誕生日である7月に毎年開催され、彼の文学に親しむためのイベントのひとつです。この催しは1986年、生誕100周年を機に始まりました。ゾウ宼の故人を偲ぶだけでなく、作品の魅力を広めることを目的としています。今年は、谷崎への敬意を表しながら、柴崎氏が自身の創作活動についても語る予定です。

講演会は14時から始まり、約90分間のプログラムが展開されます。また、講演の後には柴崎氏の書籍を購入した参加者のためのサイン会が設けられており、先着50名様が対象となります。これによりファンの間での交流の場も生まれ、非常に貴重な体験となることでしょう。

開催概要

- 日時: 2025年7月20日（日） 14:00～15:30（13:00開場）
- 場所: ルネサンスクラシックス芦屋ルナ・ホール（兵庫県芦屋市業平町8-24）
- 定員: 600人
- 入場料: 2,000円（前売券1,800円）
- 主催: 芦屋市谷崎潤一郎記念館
- 後援: 芦屋市、芦屋市教育委員会、中央公論新社

前売券の購入

前売券は芦屋市内の3か所で取り扱っています。購入可能な場所は以下の通りです。

- 芦屋市谷崎潤一郎記念館（「阪神芦屋駅」南東徒歩15分、月曜休み）
- 大利昭文堂（「阪急芦屋川駅」南すぐ、日曜休み）
- Belle Potあしや（芦屋市民センター本館2F、「JR芦屋駅」西へ徒歩6分、火曜休み）

それに加えて、谷崎潤一郎記念館への電話やメールでの申し込みも可能です。参加者は、詳細一致の情報を提供することで、スムーズな申し込みができます。

残月祭の理念

この残月祭は、参加者が谷崎の文学に触れ、彼の業績を受け継ぎ、生きた言葉を交わす貴重な機会です。新たな文学の息吹を感じながら、柴崎友香氏の独自の世界観に触れられる貴重な時間をお見逃しなく！

文学を愛するすべての方々にとって、心温まる瞬間となることでしょう。本年の「残月祭」は、参加者にとって一生の思い出に残るイベントになるに違いありません。