FOODEX JAPAN 2025 が開幕
2025年3月11日から14日まで、東京ビッグサイトで開催されるアジア最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN 2025」。今年は50回目の節目を迎え、世界74カ国から2,930社が参加する。
世界的なビジネスの場
本展示会には、約80,000名の来場者が見込まれ、その中には15,000名以上の海外バイヤーも含まれる。出展者と来場者が直接出会い、新しいビジネスのチャンスを見つけられる場として高い評価を受けている。1976年から始まったこのイベントは、毎年多くの関係者が集まることからも、食品業界における重要なイベントとして位置づけられている。
新たな試み「FOODEX WINE」エリア
50回目の記念として新たに登場した「FOODEX WINE」エリアでは、450種類以上のワインが展示され、試飲も可能だ。ここでは、世界中で人気を集める日本食とワインのペアリングを体験できるなど、さまざまなコンテンツが用意されている。また、3日目の13日には有名ワインソムリエ、田崎真也氏によるセミナーも開催される。
お米不足を背景に輸入米が急増
現在、日本国内で米不足が懸念されているという背景から、今年の展示会ではさまざまな国からの輸入米が急増している。タイ、台湾、韓国など多国籍のラインナップが揃い、来場者は新しいお米の世界を楽しめる。また、伝統的な日本酒も「SAKE JAPAN」エリアで出展され、全国各地の酒蔵が参加する。
新たな挑戦をする業界
特に冷凍食品においては、革新的な技術や品質向上を目指す「FOODEX フローズン オブ フューチャー」アワードが行われ、6社が表彰された。この賞は、次世代の食品業界をリードする製品ブランドを評価し、その革新性を広く知らしめる役割を果たしている。
SDGsへの取り組み
今年からはSDGsへの貢献として、紙の招待券や会場案内図が廃止され、すべての情報は「FOODEX JAPANアプリ」で管理・配信される。この取り組みによって、およそ4.5トンの紙の削減が実現されている。来場者はアプリを活用して、快適に展示会を楽しむことができる。また、デジタル名刺交換機能やドリンクチケットのプレゼントといった特典も用意されている。
まとめ
アジア最大の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN 2025」は、時代の流れに即した新たな挑戦を続けている。食品業界のトレンドを学び、未来の食卓を彩る新たな製品を見つけに、ぜひ足を運んでほしい。様々な視点から食品業界の動向を知り、ビジネスの拡大につながるチャンスを掴む絶好の機会である。
開催概要
- - 名称: FOODEX JAPAN 2025
- - 会期: 2025年3月11日(火) ~ 14日(金)
- - 会場: 東京ビッグサイト
- - 公式サイト: FOODEX JAPAN 公式サイト
展示会の入場は事前登録が必要で、主に食品業界の専門家を対象としている。一般の方や16歳未満の方は入場が禁止されているので注意が必要だ。