現地決済型ふるさと納税サービス「ふるまちPay」の登場
近年、ふるさと納税制度が注目を集めており、その利用方法も多様化してきています。株式会社バリューデザインは、2024年4月から新たに「現地決済型ふるさと納税サービス『ふるまちPay』」を提供し、寄付の形を「モノ」から「コト」へとシフトさせることを目指しています。このサービスは、地方に訪れた際に来街者がその場でスマートフォンを利用して寄付を行い、地域の店舗や施設で利用できるデジタルクーポンを受け取ることが可能です。これにより、自治体は新たな寄付シーンが拡大することが期待されています。
データ連携がもたらす効率化
今回、バリューデザインはシフトセブンコンサルティングと連携し、「ふるまちPay」と「ふるさと納税管理システム『ふるさと納税do』」のデータ連携を実現しました。このシステムでは、寄付管理、配送管理、控除に関する情報を総合的に管理することができ、自治体にとっての運用の効率化を図ります。導入自治体は「ふるさと納税do」にアクセスすることで、簡単に「ふるまちPay」の寄付データを確認できるため、管理工数の大幅な削減が期待されます。
地域活性化に向けた取り組み
バリューデザインは、ふるさと納税の本来の目的である地域活性化の実現に向けて、今後も様々なパートナーと連携しながら、「ふるまちPay」の拡充を進めていく方針です。このサービスを通じて、より多くの自治体が地域特性を活かした寄付の在り方を提案し、持続可能な地域振興を図ることができるでしょう。
「ふるまちPay」について
「ふるまちPay」とは、来街者が地域の店舗やレジャー施設に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取り、現地でふるさと納税を行うことで返礼品としてその施設で使えるデジタルクーポンを受け取ることができるサービスです。これにより、本来のふるさと納税の意義を再認識し、寄付者と地域のつながりを深める機会を提供します。
シフトセブンコンサルティングの役割
シフトセブンコンサルティングは、「ふるさと納税do」を提供し、寄付受付から返礼品の配送、控除関連の管理まで全プロセスを集約するシステムを構築しています。このプラットフォームは全国1,332の自治体(2024年7月時点)で導入されており、業務の効率を高め、作業負担を軽減しています。
まとめ
バリューデザインとシフトセブンのデータ連携により、ふるさと納税の新たな形が実現します。「ふるまちPay」は、直接的な地域支援と体験を結びつけることができ、自治体にとっても寄付促進につながる要素が盛り込まれています。今後もさらなるサービスの充実が求められる中、地域活性化のための取り組みが続いていくことでしょう。