長崎県の若者流出問題を解決する新たな取り組みとは？

長崎県の若者流出問題と新しい取り組み

長崎県では、毎年約6から7千人の県外転出が続いており、その大半が15歳から24歳の若者です。特に進学や就職を理由に流出するケースが多く見られます。これには、若者たちが抱く都会への憧れに加え、IT関連やソフトウェア業界の求人が少ないことが影響しています。さらに、県外に出て行く学生やその保護者が、県内企業の魅力や情報に十分精通していないことも、この問題を悪化させています。

こうした状況を受け、株式会社PAL FLAGsと学生団体スマイリースは、若者育成に特化した新しいプログラムを共同で企画・運営することになりました。当社の創業メンバーたちは、モバイル業界だけでなく、IT関連企業や金融業界での豊かな人脈を持っています。これらの業界で活躍する第一線のエンジニアや専門家を講師として招き、直接交流できるコミュニティを構築する予定です。この取り組みにより、若者が希望するスキルアップと最先端技術に触れる機会を提供し、実践的な勉強会やイベントを通じて、より多くの成果を得ることを目指します。

また、PAL FLAGsとスマイリースは、長崎の若者人口流出に対して、学生の視点からも様々な解決策を模索していきます。私たちの目指すテーマは二つあります。一つ目は、「長崎で若者が自由に働き方を選べる街づくり」。二つ目は、「県外者が安心して長崎に戻れる街づくり」です。このために、長崎市築町に若者が集まるコミュニティ拠点「Build Space」を設立しました。この場所は、若者が出会い、新しいものを共に創造していくためのスペースとなることを期待しています。

私たち3社の取り組みにより、長崎県の未来を担う若者を引き留め、新たな産業を創出する力になれればと考えています。そのため、各社が持つ強みを活かし、若者への支援を継続して行っていきます。