クラウドファンディングから誕生した練習用ハンドベル「プロローグ」が受注開始

練習用ハンドベル「プロローグ」市販開始のお知らせ

千葉県柏市に本社を置く株式会社奏音楽企画は、長年の開発を経て、クラウドファンディングから生まれた練習用ハンドベル「プロローグ」を市販化し、その受注を開始しました。この「プロローグ」は、イングリッシュハンドベルと同じ音域に位置しながらも、見事に約3分の1の価格を実現した画期的な商品です。

開発の背景と設計

イングリッシュハンドベルは、その美しい音色の反面、価格が高く、愛好家にとっては手が届きにくい楽器でした。この事実が奏者の育成や楽器の普及を妨げる要因の一つとされ、当社はこの問題を解決するために「プロローグ」の開発に2年半をかけました。その結果、数々の機能を持つ練習用のハンドベルが誕生しました。

「プロローグ」の市販価格は、最もよく使われる2オクターブセット（25音）で756,000円（税込）ですが、初回限定で日本円で70万円の特別価格でも受注を行っています。受注期間は年に1度、2025年の申し込み締切は4月30日となっています。

プロローグの特徴

1. 頑丈なデザイン: 真鍮製のキャスティングで、落下や衝撃にも強く、変形しにくい構造です。
2. シンプルな組み立て: 分解や組み立てが簡単で、維持管理もコストが抑えられます。
3. 音の調整: グリップがアルミ製のため、音質が気になる方はグリップテープを使って音を軽減可能で、実際に使用されています。
4. 動画でのメンテナンス: 日々のメンテナンス方法やベル磨きについて動画コンテンツも用意中です。
5. オンラインレッスン: 初心者や上達を目指す方には、オンラインレッスンサイト「カノン」で学ぶことができます。

完成記念コンサートの開催

2025年2月21日には、「プロローグ」の完成記念コンサートも予定されており、その中で開発に関わったメンバーたちによるトークショーや、音色の披露が行われました。特に最後に行われたイングリッシュハンドベルと2台ピアノによるコラボレーションは、多くの聴衆を魅了しました。記念コンサートのラスト曲「万里一空」のライブ映像は、3月17日から各音楽配信サービスで視聴可能です。