音楽クリエイターの収益化を促進する革新的プラットフォーム、SURF Music
世界中の音楽クリエイターが注目するデジタルマーケットプレイス「SURF Music」をご存知でしょうか?そのCEOを務める小堀ケネス氏が、11月19日、東京で開催されたEMEE CONFERENCEのパネルディスカッションに登壇し、日本の音楽出版市場の現状と未来について熱く語りました。
日本の音楽出版市場:独自の視点と課題
小堀氏は、日本の音楽出版市場における楽曲プロモーションの現状を分析。独自の視点から、日本のマーケットに適した楽曲の特徴やレーベルの傾向を解説しました。特に、共同作詞・作曲契約や海外プロデューサーとのコラボレーション(コライトキャンプ)の事例を紹介し、具体的な取引内容や条件について詳細に説明。日本のクリエイターが海外市場へ進出する際の課題と、SURF Musicが果たす役割についても言及しました。
SURF Music:AIとオートメーションによる効率的なマッチング
SURF Musicは、AIとオートメーション、アナリティクス機能を駆使した革新的なプラットフォームです。世界中のソングライター、プロデューサー、トラックメーカーなど、数百人もの音楽クリエイターが登録しており、企業やレーベル、広告代理店などが簡単に未発表楽曲にアクセスできます。
特徴的な「マジックサーチ機能」では、ジャンルタグや外部URLから、求める楽曲を効率的に検索可能。さらに、企業からの楽曲リクエスト(コンペ情報)をクリエイターに提示することで、企業とクリエイターの有機的なマッチングを実現しています。
クリエイターのための包括的なプラットフォーム
SURF Musicは、楽曲のタグ付けによるカタログ管理やプレイリスト整理も自動化。クリエイター同士のコラボレーションやコライトを促進する新機能「SURF Sessions」も導入し、クリエイターに必要な機能をプラットフォーム上で完結させる設計です。
重要なのは、プラットフォームを通じて発生する取引による収益がクリエイターに100%還元される点です。これは、クリエイターの収益化を最大限に支援するSURF Musicの強い姿勢を示しています。
小堀ケネス氏のキャリアとSURF Musicへの情熱
小堀ケネス氏は、日本のソングライター兼プロデューサーとして、AIの「Story」など数々のヒット曲を手がけてきました。Earth Wind & FireやLittle Glee Monsterといった著名アーティストとの仕事経験も豊富で、音楽業界での豊富な知識と経験をSURF Musicに活かしています。
株式会社ブレイカーの元役員でもあった小堀氏は、SURF Musicの設立にも携わっており、その設立理念には、音楽クリエイターの権利保護と収益向上への強い思いが込められています。
まとめ:音楽業界の未来を創造する
SURF Musicは、AI技術を活用した革新的なシステムと、クリエイターへの100%収益還元という独自のビジネスモデルによって、音楽業界の未来を大きく変える可能性を秘めています。小堀ケネス氏のEMEE CONFERENCEでの発表は、その可能性を世界に示す重要な一歩となりました。今後、SURF Musicが音楽クリエイターのエコシステムにどのような影響を与えるのか、注目が集まります。