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アップサイクルクリスマスツリーとは

特定非営利活動法人インクルーシヴ・ジャパンが、一般社団法人アップサイクルと協力して実施される「アップサイクルクリスマスツリー」プロジェクト。このプロジェクトは、全国4か所に設置され、捨てられる運命にあった素材が新しい価値を持つアートに生まれ変わります。

プロジェクトの趣旨

「アップサイクルでつなげる未来」というコンセプトのもと、本プロジェクトでは全国44の参加企業や団体がそれぞれ持つ素材や技術を集結させ、クリスマスツリーという形で表現します。インクルーシヴ・ジャパンでは、所属するアーティストが持つ感性を活かし、縫製工場の廃材や和紙、コックコートなどの素材を利用してオーナメントを制作しました。

地域の文化を感じるオーナメント

特に注目すべきは、各地域の文化に根ざしたオーナメントの制作です。京友禅の金彩工芸士とのコラボレーションを通じて、地域の伝統やテーマに基づいた作品が仕上げられています。具体的には「海」「伝統」「多様性」「MOTTAINAI」といったテーマが各地で展開され、それぞれのツリーに込められたメッセージは、来場者に深く訴えかけます。

各地のクリスマスツリーとその意義

沖縄県石垣市

「美しい海を未来へ」というテーマの元、海洋プラスチックといった資源を利用し、石垣島の自然とそこに生息する生物を表現したオーナメントが特徴です。海の美しさを保つための行動を促すメッセージが込められています。

石川県金沢市

金沢で制作された「ニッポンの伝統を未来へ」というオーナメントは、伝統工芸や素材を駆使し、加賀友禅の美しさを伝えることを目指しています。日本の文化や技術を次世代へと繋ぐ重要な役割を果たします。

兵庫県芦屋市

「ダイバーシティを未来へ」のテーマが掲げられたツリーは、多様性の重要性を伝え、全ての人々が共に手を取り合いながら未来を築く大切さを表現しています。異なる背景を持つ人々が協力することの重要性を強調しています。

東京都渋谷区

「MOTTAINAIを未来へ」というテーマのオーナメントでは、日本特有のMOTTAINAIの精神を広めることを目的とし、限りある資源の大切さを意識させる作品が展示されます。コーヒーを介して環境問題について考えさせる重要なメッセージが発信されています。

プロジェクトを通じた就労支援

インクルーシヴ・ジャパンがこのプロジェクトを通じて目指しているのは、アート制作を通じた障がい者の就労機会の創出です。アートを用いて資源の循環や障がい者アートの魅力を伝えることで、さらなる社会参加の場を広げます。

ブログやSNSでの発信

地域ごとのテーマを大切にしながら、資源の循環や持続可能な社会づくりの重要性を伝える本プロジェクト。具体的な展示については特設サイト（https://upcycle.or.jp/upcycled-tree-pj）のチェックをお忘れなく！

関連リンク

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