大学生と向き合うボトル
2025-12-02 10:56:45

大学生とピーコック魔法瓶が創る環境に優しいマイボトル『uniボトル』の挑戦

大学生とピーコック魔法瓶が創るマイボトル『uniボトル』



ピーコック魔法瓶工業株式会社は、同志社大学 経済学部の新関ゼミとの協力によって、2025年秋に新しいマイボトル「uniボトル」を発売する予定です。若者世代のマイボトルの普及を目指し、約2年半にわたる対話を通じて、学生のニーズに応じたボトルを開発しました。

プロジェクトの背景


このプロジェクトは、現役大学生が持つ環境意識と企業が持つ社会貢献への取り組みが一致したことから始まりました。若者世代の使い捨てペットボトルの利用減少を目指し、実際の生活にフィットするマイボトルの開発が行われました。2020年の意識調査では、20代の多くが水筒を持ち歩いていないことがわかり、この問題に対する具体的な解決策を探るため、学生とのワークショップやディスカッションが行われました。

使いやすく、環境にも配慮したデザイン


uniボトルの特長は、環境に優しいリサイクル素材「Tritan™ Renew」を使用している点です。また、パッケージにはFSC認証素材が使われており、持続可能な製品作りに貢献しています。コンパクトなサイズ(400ml)と広口設計により、給水場所での使用が簡単で、学生たちにとって持ち運びやすさも兼ね備えています。

学生たちの声が生んだボトルコンセプト


プロジェクトを通じて、約389人の大学生が持つボトルに対する意識やニーズについて調査が行われました。多くの学生が「面倒くさい」という理由でボトルを持ち歩かない実態が明らかになり、大きさや重さが物理的な壁であることを理解しました。経済的な側面でも、学生の予算感に見合った価格設定が求められていることがわかりました。

SDGsゴールに貢献するuniボトル


「uni」という名称には、university(大学)、universal(普遍的)、unique(ユニーク)という意味が込められています。「持ち運びやすさ」「シンプルでクリアなデザイン」「耐久性と清潔感」を両立させることで、持続可能な社会を支えることを目指しています。また、売上の一部は環境団体に寄付され、購入者も環境問題に貢献する意識を持つことを促進します。

学生との共創という新たな挑戦


学生たちは、実際のプロダクト開発に携わることで貴重な経験を得て、自分たちのアイデアを商品にする難しさを学びました。プロジェクトを通じて得られた実践的なスキルや考え方は、彼らの将来において大いに活かされるでしょう。この取り組みは、環境問題に対する意識を自然に高めるきっかけともなり、社会全体でのペットボトル削減を促進します。

新関教授の見解


このプロジェクトの主宰者である新関三希代教授は、大学から社会全体に向けた環境問題へのアプローチの重要性を強調しています。大学にウォーターサーバーを設置することは、学生へのサービス向上だけでなく、環境意識を高めるための重要なステップであると述べました。学生たちが自らの手で作り上げた「uniボトル」が、将来にわたって使われ続けることを願っています。

ピーコック魔法瓶は、単なる製品開発ではなく、若者世代が持続可能な社会を築くための一歩を踏み出す手助けをしています。今後の展開にも期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
ピーコック魔法瓶工業株式会社
住所
大阪市福島区鷺洲5丁目12番20号
電話番号

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