大八まちづくり協議会、防災活動大賞の栄冠
岐阜県高山市に所在する大八まちづくり協議会が、令和7年1月に開催された記念イベントで評価を受け、見事に「防災活動大賞」のグランプリを獲得しました。このイベントは、清流の国ぎふ防災・減災センターの設立10周年を祝うものであり、過去の受賞団体がその後の活動をプレゼンテーションする貴重な機会でもありました。
防災活動の重要性と評価
令和元年から始まった「防災活動大賞」では、これまでに受賞した団体の中から6団体が参加し、彼らの継続的な取り組みが審査されました。大八まちづくり協議会は、特にその活動が地域に根付いていることが評価され、グランプリを手にしました。様々な防災活動を地元住民と共に推進している成果が認められたのです。
会長の笠井新治氏は「住民同士の絆が深まっていることを評価していただけて嬉しいです。」と語り、受賞の意義を強調します。事務局長の山本真紀氏も「多様な世代が主体的に防災について考えるようになってきている」と手ごたえを感じています。
大八防災プロジェクトの内容
「大八防災プロジェクトspecial」と題されたプレゼンテーションでは、協議会が平成27年の設立以降、どのように地域防災活動を進めてきたかが詳しく紹介されました。具体的には、ICT技術を活用したアプリ「結ネット」を使った取り組みや、医療機関との連携を通じた支援者対策が挙げられます。これにより、小中学生や町内会長が自主的に防災計画を策定するなど、地域力の向上が図られてきました。
さらに、このプロジェクトは自助から共助への進展を促し、町内全体の防災意識を高めることに貢献しています。
市長への報告と今後の展望
受賞前の27日には、笠井会長と山本事務局長が高山市役所を訪れ、田中市長に受賞の報告を行いました。二人は今後の取り組みへの意欲を示し、防災の輪を広げ継続して活動する意思を表しました。これからも地域全体で一緒になって防災を考え、行動する姿勢が求められます。
まとめ
この賞を受賞したことは、大八まちづくり協議会の活動が地域に与えるポジティブな影響を再確認する機会でもありました。住民の絆を強める活動が評価されたことは、今後の地域防災の発展にも寄与することでしょう。各団体の持つ経験や知見は、他地域にとっても学ぶべきポイントが多く、さらなる連携や発展が期待されます。