段差のない未来を目指す「ウィーログ」の挑戦
特定非営利活動法人ウィーログは、「車いすでもあきらめない世界をつくる」を使命に掲げ、バリアフリー社会の実現を目指しています。今回、彼らが注目を集めているのは、段差のない社会を実現するための「WheeLog!(ウィーログ)」というアプリの開発運営です。
段差が生む絶望感
日常生活の中で、車いすユーザーが直面する困難として、「段差」があります。「あのお店、おいしそう!」と思っても、入り口にわずか10センチの段差があるだけで、楽しみが一瞬で奪われてしまう様子を、多くの人々が体験しています。こんな悲しみを次の世代に残したくないという思いから、ウィーログは新しい街づくりを展望しています。
「我々の夢は、新たに建設される場所が、最初からすべての人に優しい場所になることです。」と、ウィーログの代表理事、織田友理子さんは語ります。この思いは、車いすユーザーだけでなく、ベビーカーを押す親や高齢者にも大きな影響をもたらします。
変えるべきルール
日本の街づくりには、解決が必要な構造的な課題があります。現行法では、大型建物以外はバリアフリー義務がなく、その結果、多くの身近な店舗が「バリアフリーの空白地帯」です。
さらに、毎年新しい段差が生まれています。最新の調査によると、新築店舗の約4軒に1軒が新たな段差を生み出しており、その後50年以上も街に残ります。今この不便を許してしまうことで、将来の自由を奪うことになりかねません。
鳥取県の事例
しかし、悲観することはありません。鳥取県の事例に見るように、独自の条例をもとに「段差ゼロ」を実現できる可能性があります。鳥取では、建物の規模に関わらず、入口に段差を設けないという施策が、すでに日常に根付いているのです。これは、地域から全国へ広がるモデルとなることが期待されています。
署名活動で動かす
ウィーログは、国の建築ルールをアップデートするために署名活動を実施しています。「すべての新築店舗に対して、設計段階で入り口に段差を設けないことを義務付ける」という提案を広め、共感を得ることで、真のバリアフリー社会の実現を目指しています。
署名活動説明会の開催
この活動の一環として、ウィーログは「署名活動説明会」をYouTube Liveで開催します。反響は大きく、多くの方々に参加してもらいたいと期待しています。今後のプロジェクトに関心がある方は、ぜひ参加してみてください。
支援の輪を広げる
更に、ウィーログはアプリを通じて、バリアフリー情報の共有を呼びかけています。また、寄付を通じて活動をサポートする方法もあり、小額の支援でも多数の車いすユーザーの日常に変化をもたらすことができます。
織田友理子のメッセージ
織田友理子さんは、「段差のない世界で自由に移動できることは、すべての人にとって意味のある未来です。」とします。彼女の言葉に力を得て、私たちもこの活動を支援し、バリアフリーな社会を実現するために手を取り合っていきましょう。
ウィーログの夢の実現には、私たち一人ひとりの協力が不可欠です。この活動に参加し、思いやりのある未来を一緒につくっていきましょう。