i-nest capitalが新たな2号ファンドを設立
2025年1月31日、独立系ベンチャーキャピタルのi-nest capital株式会社が「i-nest2号投資事業有限責任組合」という名称の2号ファンドを設立しました。このファンドは今後の投資活動を通じて、新たなライフスタイルやエンターテインメント、先端技術の分野でスタートアップの支援を行うことを目的としています。
i-nest capital株式会社とは
i-nest capitalは2019年に設立された企業で、東京・目黒区に本社を構えています。代表は山中卓氏で、彼の他に塚本繁男氏と本蔵俊彦氏の3名のパートナーと、若手アソシエイト2名からなるチームが活動しています。これらのメンバーは、大学時代にアメリカンフットボール部で知り合い、強い結束力を持っています。彼らの経験と知識をもとに、同社は投資の分野で着実に成果を上げてきました。
その社名の「i-nest capital」には、起業家(innovator)、投資家(investor)、ファンド運営者(incubator)の三者の信頼関係を重視し、新産業の創出と生産性向上を目指す意味が込められています。「nest」という言葉は、安心できる居場所を意味し、彼らの活動理念を象徴しています。
2号ファンドの概要
新設された2号ファンドの運用期間は10年間で、想定される運用総額は60億から80億円とされています。運営者はi-nest2号有限責任事業組合で、主な投資家には独立行政法人中小企業基盤整備機構やみずほ銀行、岡三証券グループ、山陰合同銀行などが名を連ねています。また、法務顧問には森・濱田松本法律事務所、法定監査には太陽有限責任監査法人が起用されています。
投資戦略
2号ファンドの投資戦略は、革新的なライフスタイルやテクノロジーに関するスタートアップを幅広く支援することを中心にしています。具体的には、投入する資金の25%をシード投資に充て、有望なスタートアップの選定に注力します。また、残りの75%は、アーリー、ミドル、レイターの各投資に分散して配分され、投資回収のタイミングを調整する方針です。特に有望な案件については、追加投資も積極的に実施する計画です。
メンバーの略歴
各パートナーの豊富な経験は、このファンドの強みです。
- - 山中 卓:20年以上のベンチャー投資経験を持つ代表パートナー。日本興業銀行にてキャリアをスタートし、2019年にi-nest capitalを設立しました。
- - 本蔵 俊彦:スタートアップ設立の経験を持つストラテジックパートナー。投資だけでなく、起業家目線での支援を行います。
- - 塚本 繁男:約50社への事業戦略立案と支援に携わり、ベンチャー企業にも精通しています。
- - 吉木 幹人:脱炭素関連ビジネスにおいて豊富な知見を持つアソシエイトです。
- - 濱吉 大聖:スタートアップでのインターン経験を経て、現在はアソシエイトとして本格的に参画しています。
キャピタリスト募集中
i-nest capitalでは、新たな仲間を募集しています。投資活動を通じて新産業の創出に共に取り組む意欲的な方を求めています。経験は問わず、興味をお持ちの方はぜひお問い合わせください。
企業概要