中四国最大のeスポーツ大会が開幕
2023年9月21日、岡山市北区にある杜の街グレース野外ステージにて、中四国で最大規模を誇るeスポーツ大会「THROW THE SPARK」が開催されました。この大会には、約2700人の観客が集まり、盛大に繰り広げられた競技に熱い視線が注がれました。大会を主催したのは、岡山を拠点とするプロeスポーツ団体「SETOUCHI SPARKS」で、運営は株式会社ビッグマンプロジェクトが行いました。
大会では、国内トップクラスの選手が集まり、「プロ野球スピリッツ」「ストリートファイター6」「APEX LEGENDS」の3種類のゲームで競い合いました。この中で、倉敷芸術科学大学メディア映像学科出身の須藤仁貴選手、競技者名は「レオパGC」が見事に優勝を果たしました。彼の勝利は、岡山のeスポーツシーンに新たな歴史を刻む瞬間となりました。
須藤仁貴選手の優勝の瞬間
須藤選手は、優勝後のインタビューで「プロ選手が揃う中での苦しい戦いでしたが、岡山初の大会で初代王者になれたことを光栄に思います。優勝賞金で両親に少しでも恩返しをしたいです」と語り、彼の強い思いと家族への感謝の気持ちが伝わってきました。また、「SETOUCHI SPARKSはここをスタートとして、岡山をeスポーツの聖地にしていきたいので、今後とも応援をよろしくお願いします」と、観客への感謝と抱負も述べました。
ボランティアの活躍
大会には、岡山理科大学のe-Sports研究会から5人の学生がボランティアとして参加し、会場設営や観客の案内を担当しました。情報理工学科3年の岩本礼偉さんは「eスポーツはプレーする楽しさも、応援する楽しさも両方あるので、幅広い世代に気軽に触れてもらいたいと思います」と、笑顔で話し、eスポーツの魅力を多くの人に伝えたい意気込みを見せました。
大会が進む中、須藤選手のプレーは観客を魅了し、熱い応援が沸き起こりました。また、ボランティア活動を行った理大の学生たちも、選手たちへの感謝の気持ちを込めて、サポートに努めました。彼らの笑顔が大会をより一層盛り上げました。
岡山のeスポーツの未来
この大会を通じて、岡山のeスポーツシーンはさらなる盛り上がりを見せることでしょう。須藤選手の活躍は、地元の若者たちに夢を与え、eスポーツへの関心を一層高めることと思います。今後も多くのイベントが開催され、岡山が日本のeスポーツの中心地として成長していくことが期待されます。
eスポーツの発展に向け、地域一体となってサポートし合い、未来を切り開いていく姿勢が求められています。須藤選手の冠を胸に、岡山のeスポーツは新たな章を迎えました。これからの展開にも目が離せません。