CData Software JapanがOracle NetSuite AI Hackathon 2025で受賞
2025年7月28日、CData Software Japan 合同会社が開催された「Oracle NetSuite AI Hackathon 2025」で、作品『NetSuite MCP ServerとAI エージェントで未入金処理のオペレーション最適化を実現』で優秀賞を受賞しました。このコンテストは、中堅・中小企業向けのクラウドERPであるOracle NetSuiteのAI活用をテーマにしており、技術的な創造性やNetSuiteとの親和性が評価される場です。
Oracle NetSuite AI Hackathon 2025とは?
このハッカソンは、企業の基幹業務プロセスを革新することを目的とした試みで、様々なAI技術がどのように業務に役立つかを探求します。参加者はAI技術を使って、どのように業務を効率化できるかをアイデアとして発表し、競い合いました。最近では特に生成AIの発展が注目され、中でもOracle NetSuiteは、SuiteScriptやN/llmモジュールなど、多くのAI連携機能を追加しており、参加者たちもその技術を駆使したアイデアを構築することに取り組んでいます。
受賞作品の紹介
受賞作品の作成者は杉本和也氏です。彼はNetSuiteのMCP(Model Context Protocol)Serverを基盤としたプロジェクトを提案しました。このプロジェクトでは、AIエージェント「Claude」と連携し、未入金管理業務を最適化することを目指しています。CDataのAPI連携技術とMCPサーバーを利用することで、NetSuiteのデータをリアルタイムで外部システムと接続し、AIが未入金アラートの自動発信や対応状況の管理を行います。これにより、回収業務の効率化と人的エラーの削減が実現されています。
CData MCP Serverについて
CData MCP Serverは、Model Context Protocol(MCP)と400以上のSaaS、DWH、DBに対応したコネクタライブラリを統合した製品です。このコネクタを活用することで、各業務においてAIが必要とするビジネスデータへの接続が容易になります。CDataはクラウドデータの連携ソリューションに特化し、多くの企業のデータ統合ニーズに応えるためのテクノロジーを提供しています。
CData Softwareについて
CData Software, Inc.は、データ接続と統合に関するソリューションを提供する企業として、世界中で広く評価されています。特に300を超えるSaaSやNoSQLなど、様々なデータソースに標準接続するための技術を持っています。このような技術基盤を有効活用し、企業におけるデータのアクセス性を向上させているのです。
まとめ
CData Software Japanの優秀賞受賞は、AI技術が企業の業務プロセスをどのように変革できるかを示す良い例です。この受賞によって、CDataの技術はさらに多くの企業にとってのデータ統合の可能性を広げるものとなるでしょう。また、今後のAI技術の進展に期待が寄せられています。