グローバル・ブレイン株式会社が、12月中に約325億円の運用を目指すグローバル・ブレイン9号ファンド(以下、GB9号ファンド)を発表しました。この新しいファンドの設立により、同社の運用総額は3,396億円に達します。
GB9号ファンドでは、国内の機関投資家や事業法人に加えて、富裕層や海外のファンド・オブ・ファンズ向けの募集も強化し、多様な投資先を視野に入れています。特に、今回のファンドは国内投資をリードし、スタートアップ企業への成長支援を一層強化する方針を掲げています。投資先企業に対しては、事業戦略の策定から実行、さらには知的財産やPRおよび組織・人事といったさまざまな専門領域においても支援を提供し、企業価値の向上に寄与しているのです。
グローバル・ブレインは、2013年に設立した5号ファンドを皮切りに、6号ファンド(2016年)、7号ファンド(2019年)、そして8号ファンド(2021年)を順次設立してきました。各ファンドはそれぞれの特徴を持ちながらも、共通してスタートアップの成長に資する投資戦略を展開しています。特に8号ファンドからは、ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点を投資判断プロセスに取り入れ、持続可能な企業成長を支援する取り組みを進めています。
特に注目すべきは、GB9号ファンドの運用開始後からの10年間にわたる運用計画です。投資対象の分野には、デジタル変革(DX)、生成AI、その他深い技術領域のスタートアップが含まれており、これらの企業に対する投資を進めつつ、事業の成長を後押しします。このように専門性を生かしたアプローチが、今後のスタートアップエコシステムのさらなる発展に寄与することが期待されています。
また、グローバル・ブレインは東京・渋谷を拠点にし、1998年に設立されたベンチャーキャピタル企業として、野心的なスタートアップへの投資を続けています。今後も同社の査定能力と専門知識を活かし、国内外の企業に対して持続可能な成長戦略を支援し続けることで、業界内での存在感を高めていくでしょう。
グローバル・ブレインは、今後もスタートアップ企業の価値向上を目指し、国内外の市場において力強く貢献していく姿勢です。新となるGB9号ファンドの活動が、どのような成果を生むのか期待が高まります。