6月15日の父の日を控え、日頃の感謝を込めたプレゼント選びに悩む方も多いのではないでしょうか。モノメディアFUNDAYは、そんな疑問を解決するため、30代から60代の成人男性100名を対象に「父の日に本当に欲しいプレゼント」に関するインターネット調査を実施しました(2025年5月実施)。この調査から、父親たちが心から望む「感謝のカタチ」が明らかになりました。
価格より「気持ち」が最優先!父親たちの本音
今回の調査で最も明確になったのは、多くの父親がプレゼントの価格帯よりも「贈ってくれる気持ち」を何よりも重視しているという事実です。日頃の感謝が伝わること、自身の好みやライフスタイルに合った実用的な品物が喜ばれる傾向が顕著でした。「気持ちがこもっていれば何をもらっても嬉しい」という意見が圧倒的多数を占めています。
父の日に何か特別なことがあると「嬉しい」と回答した父親は81%に上り、この日が特別な意味を持つことが再確認されました。プレゼントの価格帯については、「金額よりも気持ちが嬉しい(価格帯は気にしない)」が66%と過半数を超え、高価なものへのこだわりが少ないことが示されました。一方で、約3割は具体的な価格帯を希望しており、特に「〜1万円未満」の手頃なプレゼントを望む声も一定数存在します。無理のない範囲で、真心を込めた贈り物が期待されていると言えるでしょう。
父親たちは多くを語らない?喜ばれるプレゼント選びの鍵
「父の日のプレゼントについて、自身の希望を伝えたことはありますか?」という問いに対し、「具体的に伝えたことがある」父親はわずか6%。「漠然と伝えたことがある」を含めても21%に留まり、実に7割以上が「ほとんど伝えていない」か「特に希望はない」と回答しました。これは、贈る側が父親からの具体的な要望に頼らず、日頃の言動や趣味嗜好を注意深く観察し、サプライズで喜ばれるような心温まる贈り物を選ぶ必要があることを示唆しています。
人気ジャンルは「食・酒」と「体験」。理想は「家族との時間」
プレゼントとして嬉しいジャンル(複数回答)では、「グルメ・食品」(16.9%)と「お酒・飲み物」(14.7%)が圧倒的な人気を誇りました。やはり「食」に関する贈り物が定番のようです。次いで「ファッション・身につけるもの」(13.9%)も実用的な選択肢として支持されています。
注目すべきは、「趣味に関するアイテム」(11.3%)や「旅行や食事といった体験」(9.5%)、そして「手紙・メッセージ、手作りの品」(8.2%)や「特に欲しいものはなく、気持ちだけで嬉しい」(9.5%)といった、物質的な価値以外の「心のこもった贈り物」が一定数求められている点です。
父親たちが普段、お金や時間を費やすことが多いのは「趣味やレジャー、娯楽」(24.4%)、「食事や外食、飲みに行くこと」(20.7%)、「家族と過ごす時間」(14.3%)であることから、これらの活動を豊かにするアイテムや体験が喜ばれる可能性が高いでしょう。
父の日の理想的な過ごし方として最も多かったのは、「家族と一緒に自宅で食事などをしてゆっくり過ごす」(39.7%)でした。多くの父親は、この特別な日に家族との絆を深める時間を重視しているようです。
心に残るプレゼントの共通点と成功の秘訣
これまでの自由記述回答からは、心に残る父の日のプレゼントには「温かい気持ちが伝わる手作り品やメッセージ」が共通して挙げられます。心のこもった贈り物が金額以上に感動を呼び、サプライズや日頃の気遣いが感じられる実用的な贈り物、そして何よりも「感謝の気持ちを言葉で伝えること」が、プレゼントの価値を一層高めます。
最終的に、父の日のプレゼントは、金額の大小ではなく、贈る側の「気持ち」「相手への思いやり」、そして「感謝の気持ち」が伝わるものであることが最も重要です。実用的で相手の好みに合ったものを選び、手紙やメッセージを添えたり、一緒に過ごす時間そのものを贈ったりすることで、忘れられない父の日を演出できるでしょう。無理のない範囲で、心からの感謝を込めて贈る。これこそが、父の日プレゼント選びの真髄と言えます。