日産レンタカーの業務革新
2025-03-11 10:21:28

日産レンタカーの176店舗でBuddycomを導入、業務効率化と顧客サービス向上を実現

日産レンタカーの176店舗でBuddycomを導入



株式会社サイエンスアーツが開発した「Buddycom(バディコム)」は、フロントラインワーカーを結ぶライブコミュニケーションプラットフォームです。この度、日産レンタカーは全国にある176の直営店舗でBuddycomを採用し、インカムシステムを一新しました。彼らは顧客サービスの向上と業務効率の改善を目指し、デジタル化を進めています。

導入の背景



日産カーレンタルソリューションは、日産自動車グループに属するレンタカー会社で、日本全国に広がる店舗網を有しています。特に顧客の利便性を考慮したスマートフォンを利用したセルフチェックインや、24時間対応のセルフライドゴーといった新しいサービスを導入しています。また、業務の生産性向上に向けたデジタルトランスフォーメーション(DX)にも力を入れています。

今回のBuddycomの導入は、店舗で働くスタッフにスマートフォンを提供し、それにより業務を効率化する狙いがあります。具体的にどのような利点があるのか見ていきましょう。

Buddycom導入のメリット



コストと重量の削減



従来のインカムやトランシーバーに代わって、社内アプリを搭載したスマートフォンを使うことで、1台あたりのコストを削減しました。この変化により、全員にスマートフォンを配布可能となり、スタッフの荷物も軽減されました。これにより、業務の負担を減らし、効率を高めることができました。

通信エリアの拡大



従来のインカムでは難しかった地下駐車場や店舗間の距離がある場所での通信が可能となり、顧客とのやりとりがスムーズになります。これにより、カウンターでの顧客対応と車両管理を行うスタッフ間の情報共有が迅速化し、サービスの質が向上しています。

エリア単位での業務効率化とマネジメント強化



複数の店舗を管理する店長もBuddycomを使うことで、電話での連絡に代わる迅速な情報交換が実現しました。これにより、配車業務の効率が見違えるほど向上し、よりスムーズな店舗運営が可能となっています。

文字起こし機能



接客中に失念した情報を後から確認できることで、業務の効率性が向上しています。これにより、スタッフはお客様とのやりとりをより正確に行うことができ、仕事におけるストレスを軽減しました。

画像送信機能



言葉だけでは説明しきれない車両の状態を、スマートフォンで撮影し送信することで、スピーディーかつ正確な情報伝達が可能となります。この機能により、顧客サービスの質も向上しています。

エンドースメント



日産カーレンタルソリューションの吉田昭彦氏は、Buddycom選定にあたり、他社アプリと比較検討した結果、文字起こしの精度や通話の音質、バッテリー持ち、そして100%自社開発でAPIにも対応する点が決め手だったと述べています。

新千歳空港店では、このAPI連携機能によって送迎バスの案内板も実現しており、これからも残りの店舗へのBuddycomの導入を進めていく方針です。ここまでの進展からも、日産レンタカーがデジタル化に取り組んでいる様子が伺えます。

全国に展開する直営店176店舗に加え、これから新店舗の開設にもBuddycomの導入が期待されています。将来的にはフランチャイズ店舗への拡大も計画しており、業務の生産性向上と顧客サービスの質の向上に貢献することが望まれています。


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会社情報

会社名
株式会社サイエンスアーツ
住所
東京都渋谷区渋谷1丁目2−5 MFPR渋谷ビル5F
電話番号

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