国際問題研究所が新たなグローバル・アウトリーチ・センターを設立、シンポジウムを開催

グローバル・アウトリーチ・センター設立記念シンポジウムの詳細

概要

2025年に、日本国際問題研究所（JIIA）は新たに「グローバル・アウトリーチ・センター」（CGO）を設立することを発表しました。この新しいセンターは、国際情勢の変化に自国の経験とソフトパワーを活かして、日本がより積極的に世界の課題に取り組むことを目的としています。この理念に基づき、2025年11月17日、東京にて設立記念シンポジウムを開催します。

シンポジウムの目的

国際問題がますます複雑化する中、日本が果たすべき役割を改めて見つめ直し、国際的な協力を促進するためのプラットフォームを提供することが、このシンポジウムの主な目的です。新設されるセンターは、政策決定者、知識人、専門家たちの交流を通じて、多様な観点からのアプローチを可能にします。

イベントの詳細

- 日時: 2025年11月17日（月）14:00 - 18:00
- 開催形式: Zoomウェビナーでのハイブリッド形式（会場参加は招待者のみ）
- 言語: 日英同時通訳あり
- 参加費: 無料

プログラム内容

シンポジウムは、基調講演に続いて、以下の3つのテーマによるパネルディスカッションが行われます。

1. 政治・安全保障
- モデレーター: 山田滝雄（JIIA CGO所長）
- パネリスト: 江藤名保子（学習院大学）、ハピモン・ジェイコブ（印戦略・防衛研究評議会）、小谷哲男（明海大学）、ケネス・ワインシュタイン（米ハドソン研究所）

2. 経済・通商
- モデレーター: 佐々江賢一郎（JIIA理事長）
- パネリスト: ティム・グローサー（元NZ貿易大臣）、宗像直子（東京大学）、ジャン・エリック・パケ（駐日EU大使）、ユスフ・ワナンディ（インドネシアCSIS）

3. 地域連携・グローバル課題
- モデレーター: 秋山信将（JIIA軍縮センター所長）
- パネリスト: 房広治（GVE社長）、ビラハリ・コーシカン（シンガポール外務省）、北岡伸一（JICA前理事長）、大庭三枝（神奈川大学）、竹内純子（国際環境経済研究所）

参加方法

参加希望者は、公式WEBサイトから登録フォームに申し込むことで、シンポジウムの視聴用URLが送付されます。リアルタイムでの参加が可能で、画面を通じて現地の雰囲気を味わうことができます。国際問題に関心のある方々が集まるこのイベントは、各ジャンルの専門家同士の貴重な対話の場となることでしょう。

日本国際問題研究所について

公益財団法人日本国際問題研究所は、故吉田茂元首相の提唱により設立され、国際問題の研究や情報発信を行う機関です。外交政策の策定を科学的データに基づいて支援し、国際社会における日本の役割を果たすための貢献を持続的に進めています。公式WEBサイト（JIIA公式サイト）を通じて、最新の情報や研究成果を発信し、広く一般に国際問題に対する理解促進を図っています。