蓼科に誕生！森の素材研究室「TENOHA TATESHINA Lab.」を体験しよう

八ヶ岳の自然を体感！

2025年7月26日、長野県茅野市・八ヶ岳の麓に、植物に触れながら学べる体験施設「TENOHA TATESHINA Lab.」がオープンします。この施設は、株式会社ヤソがプロデュースし、地域の森への理解を深めるための新たな観光の形を提案します。

サステナブルなリゾート、蓼科の魅力

「TENOHA TATESHINA Lab.」は、標高1,300m、約660haの広大な敷地を誇る東急リゾートタウン蓼科の中にあり、ホテルやゴルフ場、スキー場などが点在する自然共生型リゾートです。2015年の土砂災害以降、この地域では森林整備や自然と共存する運営が重要視されています。

株式会社ヤソは、廃材を活用した商品の開発で地域活性化に貢献しており、「TENOHA TATESHINA Lab.」はその取り組みが結実した形です。この施設では、間伐材を活用した製品の展示や、草木染め、精油蒸留などの体験を通じて、森林保全の意義を広めていきます。

自らの手で自然を学ぶ

「TENOHA TATESHINA Lab.」は、研究所、ギャラリー、アトリエの多機能を備え、年齢を問わず多くの人々に向けたプログラムを提供しています。精油蒸留や草木染め、植物標本作りなど、実際に手を動かしながら蓼科の豊かな植生と産業への理解を深めることができます。

体験プログラムの詳細

- 草木のたたき染め（参加費：¥1,500 / 45分） : 森で自分制の植物を使い、ハンカチを染めます。
- 蒸留＆ルームスプレー作り（参加費：¥2,000 / 60分） : 簡易蒸留器を使用した体験で、アロマスプレーを手作りします。
- 植物標本づくり（参加費：¥1,500 / 45分） : 蓼科の植物を用いた標本の作成を学ぶことができます。

各プログラムは、宿泊者だけでなく、日帰り利用者も気軽に参加できるように設定されています。

植物たちの新たな魅力を発見

「森のマテリアルライブラリ」では、蓼科の多様な植生を「香り」「色」「標本」という観点から紹介しています。学術的な知識だけでなく、実際に香りを嗅いだり、色の違いを観察したりすることで、植物に対する新しい視点を得ることが可能です。

アパレルブランドのアトリエも併設

館内には、草木染めを取り入れたワークウェアブランド「MARU TO」のアトリエもあり、天然染色の実演や、ワークショップを通じて、ものづくりの現場を体験できます。自然から生み出される色の可能性を追求する学びの場になっています。

新たな観光のスタイルを創造する場に

「TENOHA TATESHINA Lab.」は、森林資源の効果的な活用と自然体験を通じて、地域の持続可能な発展に寄与し、訪れる人々にサステナブルな観光の魅力を伝えるスペースを目指しています。今後、オフグリッド運営や雨水利用なども計画しており、地域資源を最大限に活かした活動を展開していく予定です。

この新しい取り組みは、環境への配慮だけでなく、子供から大人まで楽しめる学びの場としても期待されています。皆さんもぜひ、八ヶ岳の自然を体感し、植物たちに触れる貴重な体験をしてみてはいかがでしょうか。