パキスタンが注目のICT大国に浮上
2024年4月25日、東京で「次世代ICT大国パキスタン ICT X Smart City Forum」が開催される。このイベントでは、急成長を遂げるパキスタンのスマートシティプロジェクトが日本初公開となる。
パキスタンの成長の背景
パキスタンは、なんと2.4億人の人口と平均年齢23歳を誇る国だ。若者の多さは、同国の成長性に直接結びついている。特に、ICT(情報通信技術)分野では、世界屈指のフリーランサーコミュニティを有し、30万人以上のICTエンジニアが活躍している。
このような背景から、パキスタンはIT分野で注目され、多くのICT企業が進出している。特に日本では、経済産業省が新興国での事業拡大を支援することに決定し、企業の海外進出が一層重要視されている。このような新しい潮流において、パキスタンは理想的なパートナーとなり得る。
Capital Smart Cityプロジェクトとは
このフォーラムでは、特に注目される「Capital Smart Cityプロジェクト」にもスポットを当てる。イスラマバード近郊で進行中のこのプロジェクトは、パキスタン初の大規模スマートシティとして民間主導で建設されるものである。国際的な設計会社であるSurbana Jurongによって設計され、商業施設やアミューズメント施設が整備される予定だ。
完成後は、人口100万人を超えるこのスマートシティは、イスラマバード国際空港からハイウェイでわずか5分の立地であるため、アクセスの良さも魅力的だ。これにより、パキスタンの都市生活は新しい時代へと進化する。
パキスタンのIT人材の魅力
さらに、パキスタンのIT人材の質も見逃せない。約30万人のICTエンジニアのうち98%が大学卒業者であり、特にレベル5以上のエンジニアが27.6%存在するというデータは、日本の5.2%と比較しても非常に高い。このように、将来のビジネス展開における技術力が期待される。
また、ギグワーク関連においてもパキスタンは強みを持っている。フリーランサーの数が多く、受注件数では世界2位を誇る。同国の政府はさまざまな人材育成支援プログラムを導入し、ICT業界のスキル向上を図っている。
イベントの概要
イベントは2024年4月25日(木)16時から19時に、「ザロイヤルパークホテルアイコニック東京汐留」にて行われる。16:15からはパネルディスカッションが行われ、パキスタンのICT産業の可能性が議論される予定だ。軽食を提供するネットワーキングパーティーも開催されるため、参加者同士の交流も楽しめる。
参加方法
参加は無料で、多くの応募が想定されるため、抽選になる可能性がある。興味のある方は、
こちらのリンクからお申し込みを。
このフォーラムは、パキスタンのICT市場の可能性を模索し、新たなビジネスチャンスを掴むための貴重な机会だ。特に今後の日本企業の国際展開において、パキスタンが注目のパートナーとなる可能性を秘めているだろう。