DX時代に適した新たなM&Aプラットフォーム「JPMergers」の誕生

新たなM&Aプラットフォーム「JPMergers」登場

2023年7月21日、Decillion Capital株式会社が新しいM&Aプラットフォーム「JPMergers」をベータ版としてリリースしました。このプラットフォームは、特にDX（デジタルトランスフォーメーション）時代において、企業が最適なパートナーを効率的に見つける手助けを目的としています。

1. 「JPMergers」の基本情報

「JPMergers」は、売り手企業が直接、事業承継やM&Aを進めることができる新しい仕組みを提供します。買い手企業の投資責任者にコンタクトを直接とることが可能で、従来の膨大な手間を省くことができるのが大きな特徴です。

このプラットフォームの開発背景として、Decillion Capitalは2020年に設立され、豊富なM&A実績を持つメンバーが集結して新しいサービスの構築に取り組んできたことが挙げられます。既に、335の百万単位の資金調達を行い、基盤が整った上でのサービス開始となりました。

2. 「JPMergers」の特長

2.1 コスト削減

「JPMergers」を利用することで、売り手企業は固定費が発生せず、成功報酬型の運営が可能です。これにより、従来のM&A仲介業者に比べて大幅にコストを削減することができます。

2.2 情報収集の迅速化

従来の仲介業者経由での情報収集は、時間がかかりますが、このプラットフォームでは、売り手企業が必要な情報を迅速に取得し、買い手企業に直接アプローチすることができます。これにより、無駄なやり取りが減少し、交渉のスピードが向上します。

2.3 マッチング機能

「JPMergers」には、独自のハッシュタグ機能が採用されています。これにより、M&Aに関するキーワードに応じて、売り手企業と買い手企業のマッチング度を簡単に判断できる仕組みが整っています。ユーザーは、探すべき企業を的確に見つけることが可能です。

2.4 M&Aアドバイザリーサービス

さらにオプションとして、M&Aアドバイザーによるサポートも利用できます。多様なバックグラウンドを持つ専門家が登録しており、必要なタイミングで適切なアドバイスを受けることができるため、企業にとって心強いサポートが待っています。

3. 企業登録の現状

現在、多くの企業が「JPMergers」に登録しており、その中には株式会社うるるや株式会社オールアバウト、KLab株式会社などが名を連ねています。様々な業種の企業が利用しているため、それぞれのニーズに合ったM&Aの機会が広がっています。

4. 事業承継問題への対応

国内では約8割の中小企業が後継者不足に悩んでおり、その解決策として事業承継やM&Aが求められています。「JPMergers」は、このような課題に応えるために設立され、今後も中小企業の支援を積極的に続ける姿勢を強調しています。

5. 未来への展望

「JPMergers」は、今後英語や中国語など多言語対応を行い、国際的なM&Aのニーズにも応える予定です。日本企業が海外の投資機会を掴む手助けをし、逆に海外企業が日本市場に参入する際のサポートを行うことで、クロスボーダーM&Aを支援していきます。これにより、「企業の成長を、事業のEXITを、パートナー探しを簡単に」の実現を目指しています。