プラニックが「令和7年度気候変動アクション環境大臣表彰」受賞の功績

株式会社プラニックが、令和7年度気候変動アクション環境大臣表彰を受賞しました。この受賞は、環境省が毎年行っている制度で、気候変動の緩和や適応において顕著な功績を残した個人や団体を讃えるものです。プラニックは、特に「国内最大規模・高純度プラスチック選別によるCar to Car水平リサイクル」という取り組みが評価されました。

この取り組みは、使用済みの自動車や電化製品から出る混合プラスチックを原料とし、それを再利用した自動車部品などへの転用を目指すものです。この分野では、従来、混合プラスチックを素材別に選別することが困難でしたが、プラニックは国内で初めて導入した新しい選別技術によって、品質の高い再生プラスチックの生産に成功しました。この選別技術は、樹脂ごとの比重の違いを利用した比重選別を主軸としており、環境省の支援を受けて事業化が進められました。

具体的な数字を挙げると、プラニックは2024年度に約12,000トンの混合プラスチックの受け入れを予定しており、将来的にはこの受け入れ量を40,000トンにまで拡大し、約51,000トンのCO2排出削減効果を見込んでいます。

豊田通商グループは、未来を担う子どもたちにより良い地球を引き継ぐため、カーボンニュートラルの実現、循環型経済の推進、ネイチャーポジティブな姿勢を統合的に進め、環境問題の解決に取り組んでいます。持続可能な社会を築くために、企業市民としての責任を果たす覚悟です。

プラニックは、静岡県御前崎市に本社と工場を構え、2018年に設立されました。代表取締役の山下晴道氏をはじめ、製造部門を統括する小池忠敏氏や取締役の平山貴之氏が、この取り組みを推進しています。

さらに、プラニックの公式ウェブサイトでは、リサイクルのフローイメージや企業の詳細が確認できます。環境問題への取り組みが強化される現代において、プラニックのような企業の存在は、持続可能な社会を実現するために欠かせないものと言えるでしょう。

今回の受賞は、プラニックが目指している持続可能な未来に一歩近づいたことを示す重要な成果です。私たちは今後もこのような取り組みを通じて、社会に貢献していくことを期待しています。