企業におけるオンライン診療の新時代メディラウンジが提携企業数1万社を達成

オンライン診療の新たな風、メディラウンジの挑戦

企業の福利厚生を支えるオンライン診療サービス『メディラウンジ』が、導入企業数でついに1万社を達成しました。この発表は、2024年4月1日の臨時株主総会で行われ、同社の成長と発展を象徴する瞬間となりました。

オンライン診療の背景

オンライン診療が注目を集める中、その普及の主な要因は2020年3月に実施された医師診療の規制緩和です。この改正により、対面診察だけでなく、一部の医療診察においてオンライン診療が認められるようになり、多くの企業がこの新しいビジネスモデルを導入。最近では、パワハラ防止法が中小企業にも適用されることが決まり、2024年4月からは全国の企業が社内制度の強化を進める必要があります。この流れにより、オンライン診療の需要はますます高まっています。

メディラウンジの独自性

メディラウンジは、2019年から予防医療や美容医療に注目し、オンライン診療の研究開発を進めてきました。その結果、従業員の福利厚生として医療業界初のBtoBモデルを確立。具体的には、予防医療や各種検査、ストレスチェック、ハラスメント対応サービスなどを提供し、企業の健康管理を支援しています。

設立者の思い

創業者の山本武典氏は、現在の医療経営が直面している諸課題に対して深い洞察を持っています。人口減少、少子高齢化、賃金や物価の上昇に伴い、病気が顕在化した患者にだけ焦点を当てるのではなく、未病患者への予防医療の導入が急務だと指摘。企業や医療機関とのオフライン提携を強化し、医療提供の可能性を広げています。

利便性の向上

メディラウンジが特に注目すべきポイントは、利便性です。利用者はLINEを通じて、どこでも診察を受けることができます。完全予約制を導入しているため、待ち時間がなく、スムーズに診療を受けることができます。このサービスは、特にプライバシーを重視する方々にとって、気軽に医療相談ができる環境を提供します。

今後の展望

今後、メディラウンジは国内における提携媒体数を増やし、幅広い医療サービスを展開する方針です。20～50代の男女向けの大手メディアと提携し、特に30～60代をターゲットにした予防・美容医療のサービス提供を強化します。また、全国的な医療機関との共同事業を推進し、地方の個人開業医がオンライン診療を導入しやすい体制を構築していく予定です。