昇進意欲の実態調査
2025-12-03 09:15:22

昇進意欲に関する調査、MS-Japanが明らかにした最新の結果

昇進意欲調査の結果が示す現実



株式会社MS-Japan(本社:東京都千代田区)が行った昇進意欲に関する調査が、全国の管理部門と士業の人材を対象に実施されました。この調査結果は、企業内の昇進に対する意識や希望、さらには転職に関する考え方を浮き彫りにしています。

調査の概要


MS-Japanは、管理部門・士業向けの転職サービスを運営し、その傘下であるビジネスメディア「Manegy(マネジー)」を通じて、昇進意欲に関する実態調査を行いました。調査期間は2025年9月16日から9月24日までで、有効回答数は251人。結果は多様性に富んでおり、各職位における昇進に対する考え方や意識が各々異なることが示されました。

昇進意欲の基本的な傾向


調査から得られたデータによると、全体の40.6%が「昇進したい」と回答しましたが、一般社員に限ればその数字は約3割(32.9%)にとどまり、逆に「現状維持がよい」という意見が36.5%を占める結果となりました。これは一般社員が持つ昇進に対する意欲があまり高くないことを示しています。特に、主任や係長、リーダークラスでは54.1%が昇進を希望しているものの、その他の職位では昇進に対する意欲が薄くなっているため、特に注意が必要です。

若手社員の昇進希望


20代や30代といった若手層に目を向けると、57.6%が「昇進したい」と回答しており、これに対して年代が上がるにつれて「現状維持」を選択する割合が増加していることが確認できました。年齢を重ねることによる職業的な安定や生活の安定を求める傾向が強くなってくると考えられます。

昇進希望者の選択と価値観


昇進を希望する層が目指す職位に関しては、「役員クラス」が最も多く、続いて「部長クラス」が続く形となっています。興味深いのは、書示以上の層において、「経済的な安定・収入」を重視している層が減少し、「成長ややりがい」といった自己成長に焦点を当てる傾向が強まっていることです。特に部長クラス以上を目指す人たちは、成長や社会貢献を重視する姿勢が見受けられます。

根底にある転職意識


昇進が見込めない場合、昇進を希望する人たちの約49%が「3年以内に転職を考える」と回答しています。この結果は、昇進に対する意欲の低さが転職活動へとつながっていることを示唆しています。全体としては約6割の人が転職を考えるということで、現在の職場に対する不満や将来への不安が数値として明らかになった形です。

おわりに


この調査結果からは、昇進意欲についての多様性や、職位別の考え方の違いが浮き彫りになりました。特に若手層は昇進を強く望んでいる一方で、役職が上がるにつれて現状維持を選ぶ傾向も見られ、職場文化や雇用環境の変化が影響しているのかもしれません。今後、企業がどのような施策を講じて、この意識を変えていくのかが注目されます。


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会社情報

会社名
株式会社MS-Japan
住所
東京都千代田区富士見2-10-2飯田橋グラン・ブルーム4F
電話番号
03-3239-7373

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