脱炭素住宅プロジェクト
2025-07-07 10:39:01

脱炭素社会実現に向けた「Green×Housing Project」が横浜市に誕生

脱炭素社会を実現する「Green×Housing Project」



神奈川県横浜市で新たな住宅プロジェクト「Green×Housing Project」がスタートしました。このプロジェクトは、横浜市と横浜市住宅供給公社が協力して推進するもので、主に脱炭素社会や循環型社会の実現を目指した住宅地の整備に焦点を当てています。令和7年7月7日(月)、両者は協力協定を締結し、この取り組みの第一弾としてあゆみが丘地区でモデル街区の整備を進めることが正式に発表されました。

目的と背景



本プロジェクトの目的は、都市の住宅地や生活環境を環境に優しいものにすることです。横浜市は、省エネルギー性能の高い住宅を普及させるために、技術力と発信力を兼ね備えた事業者とのネットワークを活用し、市民や地域の事業者に対して情報提供や啓発活動を行っていくことを明言しています。また、空家の流通促進や子育て世代の定住促進といった市の他の施策とも連動し、地域の活性化に貢献することが期待されています。

「Green×Housing Project あゆみが丘」とは



このプロジェクトでは、都筑区あゆみが丘の公有地を利用し、横浜市が提供する定期借地契約に基づいて住宅地を整備していきます。具体的には、高断熱・高気密な住宅の建設が計画されており、太陽光発電設備や蓄電池の設置も含まれています。完成後は、居住者から集めたデータを元に省エネルギー性能の効果を発信し、来訪者には体験棟で実際に新たな住環境を体感してもらう機会も設けられます。

プロジェクトの進行スケジュール



プロジェクトは段階的に進められ、以下のようなスケジュールが予定されています。
  • - 令和7年度にはマスタープラン提案者や造成設計者、施工者の公募を行い、
  • - 令和8年度には住宅の建築設計や施工に関する企業の公募を予定しています。
  • - 令和9年度以降には実際の造成工事と建築工事が行われる予定です。

横浜市住宅供給公社の役割



このプロジェクトにおいて、横浜市住宅供給公社は主要な役割を果たします。公社はマスタープランの提案者を公募し、造成設計や施工に関する業者選定を行います。また、建設した住宅を一般市民向けに販売するとともに、体験型モデルハウスの建設も進め、地域住民向けの啓発活動に協力することが求められています。

今後の展望



この「Green×Housing Project」には、脱炭素化の推進だけでなく、地域の活性化や子育て支援が含まれています。また、プロジェクトに関わる事業者との連携により、地域の技術力向上や情報提供も行われ、より革新的な住宅モデルの開発が期待されています。さらに、地域住民を巻き込んだワークショップの実施なども計画されており、地域ぐるみでの環境意識の向上が図られるとのことです。

この取り組みが成功すれば、横浜市は脱炭素社会の実現に向けた重要なモデルケースとなり、他の地域への展開も期待が寄せられています。今後の進展に是非注目していきたいですね。


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会社情報

会社名
横浜市住宅供給公社
住所
神奈川県横浜市神奈川区栄町8-1ヨコハマポートサイドビル
電話番号
045-451-7710

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