地域をデザインする学校
2025-05-16 14:32:29

地域の未来をデザインする「LIVE DESIGN School」が公開出版プロジェクト始動

地域で創造的に生きる「LIVE DESIGN School」の挑戦



京都市を拠点に活動する「LIVE DESIGN School(LDS)」が、新たに公開出版プロジェクト「FIELD EDIT」を開始しました。このプロジェクトは、地域での創造的な未来を切り拓くために、実践知を結集し、来夏に書籍刊行を目指します。

LIVE DESIGN Schoolとは?



LIVE DESIGN Schoolは、地域に根づいた学びと実践を通じて、創造的な生き方を提案する運動体であり、これまでに約400名が参加してきました。多様な年齢層や背景を持つメンバーとともに、30社以上の企業や行政が連携し、地域における新たなプロジェクトを展開しています。リードデザイナーとして活動する11名のデザイナーたちは、それぞれ地域に深く根付いた独自の実践を通じて、経済的な視点を超えた価値観を提案しています。

この取り組みは、2022年に出版された書籍『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる』のスピンオフとしてスタートしました。原研哉氏からの「本で終わらせず、学校にするべき」という言葉を受け、LDSは生まれました。地域を舞台にした学びを深めることが、次なる一歩を導くと考えています。

FIELD EDITの目的と進行



公開出版プロジェクト「FIELD EDIT」は、地域で活動するさまざまなプレイヤーの知見を集め、リアルな現場での観察や議論を通じて「生きた記述」を生成することを目的としています。このプロジェクトは、以下の三つのプロセスを経て進行します。
1. 実地編集会議:各地で開催される場を通じて多様な視点から書籍企画を議論します。
2. 参与観察:LDSのフィールドワークに参加し、地域の現状を観察し、解釈します。
3. 当事者記述:単なる観察者ではなく、実践者として自身の問いを基に記述します。

キックオフイベントの開催



「FIELD EDIT」のスタートに際し、京都でトークセッションを行います。5月17日と19日の二日間、地域における「記述」の重要性と実践の手法について議論します。参加申し込みは必要なく、誰でも気軽に参加できます。

この場では、地域での実践と記述の関連や、どのようにそれらが相互作用するのかを掘り下げていきます。

FIELD BOARDの活用



FIELD EDITチームは、各地を巡回する際に「FIELD BOARD」という思考メモを持参します。このボードには、書籍化に向けた編集部のメモや資料が集約されています。開催期間中、ボードを通じて得られた知見を一層深め、書籍としての完成に向けて進めていきます。

参加者募集情報



LIVE DESIGN Schoolの2025年度プログラムは、今年6月から開催予定で、オンラインと現地を併用した形式で進められます。年齢や職業を問わず、地域やデザインに興味がある方であればどなたでも参加できます。参加登録の締切は2025年5月25日です。

LDSを通じて地域の未来をデザインしていくこの取り組みに、多くの方に関心を持っていただきたいと願っています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。

おわりに



地域での創造的な取り組みは、私たちの未来に向けての大きな一歩となります。LIVE DESIGN Schoolの挑戦は、単なる知識の集積にとどまらず、新しい価値観を生み出すプロセスそのものでもあります。この機会にぜひ、皆さんもその一員となり、共に学び合い、地域をより良い場所にするための実践を行っていきましょう。


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会社情報

会社名
株式会社野と知
住所
京都府京都市上京区相国寺門前町699-1
電話番号

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