紀の国住宅視察会 in 和歌山：住宅業界の今を知る貴重な機会

紀の国住宅視察会 in 和歌山

2023年9月25日、一般社団法人日本優良ビルダー普及協会（JGBA）が主催する『紀の国住宅視察会 in 和歌山』が開催され、多くの工務店関係者が参加しました。その数は34名にものぼり、業界内での学びを深める良い機会となりました。

この視察は、JGBAが提供する実践的学習の一環として進められ、過去にはライフデザイン・カバヤ、マエダハウジング、YKK APなど、多数の企業が視察会の場となっています。今回のイベントでは、紀の国住宅が手掛ける北の展示場と建築現場の視察が行われました。

当日は、参加者たちは和歌山県内で最大規模の住宅展示場や体感型ショールームを訪れ、自社のモデルハウスを含む新しい展示施設を見学しました。この新しい施設は、前回のリニューアルから多くの改善が施されており、展示物には構造の詳細が視覚的に理解できる模型や制振装置の体感モデルが含まれていました。参加者からはその見学を通じて多くの質問が寄せられ、業界内の知識を共有する場となりました。

さらに、他社との差別化を図るために設置された体感型ショールームでは、スタッフが実際に営業シミュレーションを行いながら、購入希望者がどのように商品を理解しやすくしているのかを実演しました。これにより、参加者は新たな視点から自社の営業活動を見直す良い機会を得ることができました。

視察の後半では、紀の国住宅株式会社の管理本部長九鬼良之氏が、同社のビジョンや経営戦略、地域における事業環境について詳しくプレゼンテーションしました。特に同社の強みとなる40〜50％の紹介率やその背景にある取り組みについて語りました。

その後、会長の林氏も登壇し、自社の投資戦略や競合との差別化をどのように考えているかを具体的に説明しました。自社のフィジカル面でのメンテナンスや、成長戦略における思考法にも触れ、参加者は独自の視点からのヒントを得ることができました。

最後には交流会が開催され、参加者同士が視察中に得た知見を分かち合い、親睦を深めることができました。こうした現場でのつながりが今後の業界発展に繋がっていくことでしょう。

紀の国住宅株式会社について

紀の国住宅は1977年に設立され、「高品質な住宅を、適正価格で。」をモットーにしており、和歌山や大阪南部を中心に地域に密着した住宅供給を行っています。2001年には和歌山県内で初めてISO9001の品質保証を取得し、価値ある住宅を提供しています。2024年度には119棟の新築を予定し、29年度には売上高100億円を目指しています。