脱プラへの意識は高い!でも課題も…「ELEMINIST」調査結果
サステナブルな暮らしをガイドするサービス「ELEMINIST(エレミニスト)」が実施した「脱プラスチックに関するアンケート」の結果が発表されました。
アンケートでは、脱プラへの意識や具体的な行動、課題などについて、53名のELEMINISTフォロワー(20代~50代以上の男女)に調査を行いました。
脱プラ意識は98.1%!「可能だと思う」は52.8%
調査結果によると、98.1%の人が日常生活で脱プラを意識していることがわかりました。そのうち、52.8%の人が脱プラは「可能だと思う」または「努力すれば可能だと思う」と回答。
完全な脱プラ生活は難しいと感じている人もいる一方で、多くの人が努力次第で脱プラは可能だと考えていることが明らかになりました。
マイバッグ・マイボトル・ごみの分別が定番!
具体的な脱プラ行動では、「マイバッグの持参」が回答者の全員から挙げられました。次いで、「マイボトルの持参」(94.3%)、「ごみの分別」(90.6%)と、これらの行動はすでに多くの人の生活に定着していることがわかります。
過剰包装への不満も! 脱プラしてほしい商品は?
では、具体的にどんな商品を脱プラしてほしいと感じているのでしょうか?
アンケートでは、「野菜・果物の包装」「通販の緩衝材」「外包装フィルム」「お菓子などの個包装」など、過剰包装だと感じる商品が上位にランクインしました。
特に野菜・果物の包装については、以下のような意見が多く寄せられました。
「フルーツや野菜の過剰包装。ごみも出るし、本当はこんな量必要ないのになと思いながら買わなくてはいけない」(30代女性)
「スーパーで売られている個包装の野菜。すごいごみの量になるので、いつもモヤモヤします。ヨーロッパのマルシェのように食材を裸で買えるようにしてほしい」(30代女性)
脱プラは難しい? 食品用ラップや食品関連への課題
一方で、脱プラが難しいと感じている商品も存在します。
アンケートでは、食品用ラップ、食品用トレイなど、食品関連の商品が脱プラの課題として多く挙げられました。
「ラップ。『お弁当のおにぎりはラップに包んでほしい!』と子どもたちがよくリクエストするので」(30代女性)
「スーパーで使われている食品トレイやお菓子の袋などが、なくすには時間がかかりそうだと感じます」(20代女性)
食品用ラップについては、利便性が高く、代替製品には難点があることから、完全な脱プラは難しいと感じている人が多いようです。また、食品用トレイなどについては、衛生面への懸念から、脱プラが難しいと考えている人もいました。
まとめ:社会全体の脱プラシフトが求められる
今回の調査結果からは、脱プラへの意識は高く、具体的な行動もすでに多くの人が実践していることがわかりました。しかし、食品関連など、脱プラが難しいと感じる商品も存在するのも事実です。
レジ袋有料化によって、マイバッグを持参することが当たり前になったように、社会全体で脱プラスチックにシフトしていく動きが求められているのではないでしょうか。
「ELEMINIST」は、今後もサステナブルな暮らしを支援し、脱プラを含むさまざまな課題解決に向けて貢献していくとのことです。