歌手・堀ちえみが再起をかけた言葉の力と新著発売

堀ちえみが示す言葉の力

アイドルとして一世を風靡した堀ちえみさんが、特別な著書を発表することになりました。それが2024年11月22日に発売される『人生の悩みをシンプルにする50の言葉』です。彼女は、今までの人生の中で幾度の試練を乗り越え、その中で得た知恵や経験を言葉としてまとめました。

40年の節目を迎えて

今年で放送から40年を迎える「スチュワーデス物語」。このドラマは堀さんの代名詞とも言える作品で、「ドジでのろまな亀」というフレーズが多くの人に親しまれました。しかし、その後の彼女の人生は決して平坦ではありませんでした。プライベートでは二度の離婚と三度の再婚を経て、現在は7人の子どもの母親として奮闘しています。

2019年、堀さんはがんを宣告されました。特に舌がんの手術は壮絶で、舌の60％以上を失うことになりました。その後も食道がんの診断を受け、数々の困難に立ち向かってきました。しかし、彼女はその試練を越え、2023年には17年ぶりに新曲をリリースし、ライブ活動も再開するなど、音楽活動に邁進しています。

支えとなる言葉

堀さんがこれほど強く生き抜いてこられたのは、彼女の夫、尼子勝紀さんの存在が大きいでしょう。彼は常に堀さんを勇気づけ、「後ろを向いてどうするの？」「ちえみは運がいい！ラッキーだ‼︎」という前向きな言葉をかけ続けてきました。

堀さん自身も、通常悩んだ時には尼子さんに相談することで、複雑な思考が解きほぐされていく感覚があると述べています。お二人の独自の関係性が、堀さんの復活の要因となっているのです。

新著の内容

新著『人生の悩みをシンプルにする50の言葉』では、「悩み」「夫婦」「信条」「仕事」「子育て」といった生活のさまざまな場面におけるポジティブな言葉が紹介されています。例えば、「運がいい」と思い込むことや、「自分ファースト」で生きることの重要性が語られ、それぞれのシチュエーションに対する力強いアドバイスが詰まっています。

これらの言葉は、同じように悩みを抱えている人々に向けたエールであり、元気を引き出してくれるものです。特に、これからの人生を生き抜くためのインスピレーションが求められる時代において、本書は心強い一冊となることでしょう。

著者紹介

堀ちえみ（ほり・ちえみ）さんは1967年大阪府堺市生まれ。第6回ホリプロタレントスカウトキャラバンで芸能界に入り、1982年に「潮風の少女」でデビュー。その後、1983年に放送された「スチュワーデス物語」が大ヒットを記録しました。7人の子どもを持ち、音楽活動や講演会を通じて幅広く活躍しています。

尼子勝紀（あまこ・かつのり）さんは1965年東京生まれ。大手遊技機メーカーで役員を務めた後、現在は夫婦でペット関係の新規事業を共同で立ち上げています。