若者を支える新プロジェクト
2025-12-10 11:23:04

認定NPO法人D×Pが若者支援の新プロジェクトを始動、飲食体験から未来を拓く

若者を支える新プロジェクトの全貌



昨今、社会における若者の孤立問題が深刻化しています。このような状況を改善するため、認定NPO法人D×Pが新たなプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、飲食の仕事体験を通じて、若者が安心して働くことを試す場を提供するもので、サントリーホールディングスからの寄付により実現したものです。

プロジェクトの詳細



プロジェクトの拠点は、大阪府ミナミに位置するユースセンターです。このユースセンターは、繁華街の中心である道頓堀のグリコ看板から徒歩5分の立地にあり、若者が安全に過ごせる空間を提供しています。ここでは、若者が飲食業界での仕事を試し、自分に合った働き方を見つけていくことが目指されています。特に、一般的な職場のルールや関係に馴染みにくい背景を持つ若者に対して、安心して働く経験を提供することに重点を置いています。

家庭環境や生活リズム、対人関係に課題を持つ若者が「働きたい」と考えていても、実際にはその入口に立ちにくいことが多いです。D×Pでは、こうした若者のために、働くことを試すことができる環境を提供し、彼らが自己理解を深められることを目指しています。特に注目すべきは、プロジェクト内での経験を通じて、成功のみならず、うまくいかなかった場面についても振り返りを行うことで、次へのステップにつなげる点です。

プロジェクトの進行



この飲食体験プロジェクトは、2年間にわたり展開される予定です。初年度は、少人数で閉じた環境の中で飲食の仕事を体験し、それぞれのニーズに合ったサポートを模索します。2年目には対象を広げ、よりオープンな形での運営を行い、実際の仕事に近い状況を再現することで、より実践的な支援モデルを構築することを目指します。

すでにユースセンターでは、若者に向けて飲食体験が2回実施され、参加者からは肯定的な声が寄せられています。体験を受けた若者は、久々に働けたことへの喜びや、感謝の言葉に触れられたことの嬉しさを語っています。

若者の声



「久々に働けて嬉しかった。ブランクが長すぎたので、ちゃんとできるか不安でした。最後に飲食したのが2年半前なので。」

「‘ごちそうさまでした’と言われるのが嬉しいですね。厨房ではそういった言葉は少ないので、直接感謝の気持ちを感じられて良かったです。」

このプロジェクトが、若者たちに自信と将来への興味を育む機会となることを期待しています。

サントリーの支援



このプロジェクトは、サントリーの「君は未知数」活動の一環として推進されています。サントリーは、子どもたちの潜在的な可能性を十分に引き出すことを目的とし、NPO法人と協力しながら、若者たちが新たな経験を持つ機会を創出しています。これにより、困難な状況にいるユース世代の支援が一層強化されることでしょう。今回の試みが、彼らの未来に大きな影響を与えることが期待されます。

ユースセンターの役割



ユースセンターは、居場所を求める若者たちにとっての安全な空間となっています。飲食体験の他にも、心理的な支援を行い、彼らの生活改善に向けたサポートをしています。このような取り組みを通じて、若者たちが自立した生活を送れるよう、社会的資源とつなげる役割を果たしています。繁華街に新たなセーフティネットを築くことを目指すD×Pの活動は、今後も地域における若者支援の重要なモデルとなることでしょう。


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会社情報

会社名
認定NPO法人D×P
住所
大阪府大阪市中央区天満橋京町1-27ファラン天満橋33号室
電話番号
06-7222-3001

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