株式会社SPLYZA、東広島市と連携協定を締結
静岡県浜松市に本社を構える株式会社SPLYZAが、広島県東広島市と連携協定を結びました。この協定は、2024年10月23日をもって効力を発揮し、主に地域の教育やスポーツ振興を目的とした取り組みが開始されます。
連携の目的
今回の協定の焦点は、地域内の小中学校における体育の授業や部活動において、SPLYZAが提供しているツール「SPLYZA Teams」とAIを活用した「SPLYZA Motion」の導入です。特に、この取り組みは体育を通じて学生の「考える力」を育成し、地域課題解決の一環としてスケートボードスキルの向上にも貢献します。これにより、体育の授業がただの身体活動に留まらず、より深い教育の一環となります。
具体的な協力内容
探究的かつ協働的な学びの推進
まず、「探究的な学び」と「協働的な学び」を促進するために、映像分析と振り返りを通じて生徒たちの「考える力」を磨く環境を整えます。これは、SPLYZAの強みを生かし、双方が協力して実行されます。
スケートボードのスキルアップ
さらに、Brooklyn Projectsと連携し、東広島市が地域課題解決事業として取り組むスケートボードの町おこしプロジェクトの一環として、子どもたちのスケートボードスキル向上を目的とした実証実験も行われます。この実験を通じて、地域スポーツの振興を図り、スケートボードを楽しむ世代を育成することを目指します。
ツールの特徴
SPLYZA Teams
「SPLYZA Teams」は、課題の発見から解決に至るまでを支援する映像振り返りツールです。2017年にサービスを開始し、現在では30種類以上のスポーツで約900のチームがこのシステムを導入しています。小中学校および高校の体育授業や探究授業での利用が増えており、教育の質を向上させるための手段として注目されています。
SPLYZA Motion
「SPLYZA Motion」は、AIによる3D動作分析を可能にするモーションキャプチャアプリです。2022年からサービスが開始され、2024年10月現在で100以上の教育機関やスポーツ団体に導入されています。京都大学や大阪大学との共同研究を通じて、精度向上や機能拡充も進めています。
会社概要
株式会社SPLYZAは、スポーツ、教育、ヘルスケア分野でのより便利で効果的なツールを開発する企業です。「もっと上手くなりたい」「もっと伝えたい」「もっとよくなってほしい」といった想いに応えるため、AIやデジタル技術を活用した新しいサービスを提供しています。
この提携を通じて、東広島市の学生たちがより質の高い体育教育を受けられることに期待が寄せられています。スポーツを通じて育まれる「考える力」が、次世代のリーダー育成の一環となることを願っています。