琉球舞踊が奏でる新たな感動、カーネギーホール公演で世界を魅了

2025年6月20日、ニューヨークの名門カーネギーホールで行われる琉球舞踊家の赤嶺姉妹による特別公演『志舞（しまい）』が注目を集めています。本公演は、伝統的な琉球舞踊と最先端の拡張現実（AR）技術を融合させることで、新たな芸術表現を創出します。この公演は、琉球舞踊が持つ「癒し」と「祈り」の力を世界に伝え、戦後80年という節目において、日本の伝統文化の深さを表現する絶好の機会となります。

世界を魅了する琉球舞踊の歴史

琉球舞踊は、沖縄が琉球国として存在していた時代から発展してきた舞台芸術で、宮廷での儀式や海外使節をもてなすために演じられることが多かったです。この伝統芸能は、能や歌舞伎と並び、数百年の歴史を有し、2009年には国指定重要無形文化財に認定されました。しかし、世界的にはその知名度は限られており、琉球舞踊が持つ魅力を広く伝える機会は少ないのが現状です。

赤嶺姉妹は、この舞踊の美しさを世界中の人々に知ってもらうために、カーネギーホールでの公演に挑みます。彼女たちの目標は、伝統の舞を能や歌舞伎、バレエと同様のレベルで新しい形の舞台芸術として確立することです。ニューヨークの文化芸術の中心、カーネギーホールでのステージが彼女たちの挑戦を証明する舞台となります。

タイトル『志舞（しまい）』の意味

公演名『志舞』には、2つの深い意味が込められています。一つ目は「志」で、目指すものや信念、未来への希望を象徴しています。もう一つは相手を思いやる心としての「志」であり、平和への願いが込められています。琉球舞踊は、静かでありながら力強く、世代を超えて受け継がれてきました。赤嶺姉妹は、この「志」を胸に、カーネギーホールという舞台に立ちます。

AR技術との融合

今回の公演では、AR技術を取り入れ、観客はまるで異なる時空を超えた「琉球の世界」を体験することができます。赤嶺姉妹は、琉球の精神を拡張現実で再現し、伝統的な静の美しさを新たな形で表現します。これは、琉球舞踊が単なる伝統芸能に留まらず、未来を見据えた新たな挑戦であることを示しています。

公演情報

- 公演名: 『志舞（しまい）』 – 赤嶺姉妹琉球舞踊公演
- 日時: 2025年6月20日（金）午後8時開演（開場：午後7時30分）
- 会場: カーネギーホール（ニューヨーク）
- 出演者: 赤嶺姉妹
- ディレクター: hahaha design Inc.てるやしおり（AR演出）
- 主催: 株式会社office IKD
- チケット情報: 赤嶺姉妹「ご贔屓の会」、カーネギーホールチケット窓口（3/22より取扱開始）
- イベント特設サイト: akaminesisters.net

赤嶺姉妹のプロフィール

赤嶺姉妹は、沖縄県那覇市出身で、姉・奈津子と妹・真希から成り立っています。彼女たちは幼少期から琉球舞踊に親しみ、数多くのステージに出演してきました。姉妹は沖縄タイムス主催の伝統芸能選考会で数々の賞を受賞し、その実力を証明しています。今後も琉球舞踊の普及と伝承に尽力し、世界にその魅力を伝えていく活動を続けていくことでしょう。

赤嶺姉妹は、琉球舞踊の新たな可能性を切り拓き、次世代に繋げるための挑戦を続けています。今回の公演を通じて、琉球舞踊が持つ独自の美しさを多くの人に誇示し、未来への元気を送ることを期待しています。