2025年設計作品技術発表会の詳細
2025年5月15日、東京都渋谷区の株式会社フジタが主催した設計作品技術発表会が開催されました。このイベントは本社及び全国の支店からも参加者が集まり、合計で477名が視聴しました。発表会は、設計作品賞や設計技術賞の受賞作品の紹介を含む、多岐にわたる内容が盛り込まれました。
イベントの概要
発表会では、以下の内容が報告されました:
- - 設計作品賞に選出された11件の作品
- - 設計のVE(Value Engineering)事例報告
- - 設計技術賞の審査結果の発表と概要の報告
- - 設計作品賞の審査結果の発表および講評
これにより、参加者は優れた設計がどのように実現されたのかを学ぶ貴重な機会となりました。
開催理由
この発表会の目的は、2024年度に完成した優れた設計成果を発表することで、設計部員のモチベーションを高め、他部門との情報共有を図ることです。また、設計技術賞の導入は、総合的な設計力の向上を目指しています。
発表内容
開始の挨拶は、南口聡取締役常務執行役員が務めました。続いて、設計作品賞としてさまざまなタイプの施設—物流施設、生産施設、ホテル、オフィス、集合住宅など—が次々と紹介されました。これらの作品は、それぞれユニークなデザイン特性を持ち、参加者の興味を引くものでした。
設計VE事例報告も行われ、参加者は実際の実績を通じて、価値向上に関する知見を得ることができました。さらに、設計技術賞の最優秀賞受賞者についての紹介があり、受賞者はその成果と意義について詳しく語りました。
表彰セレモニー
最後に、伊藤直美建築本部設計統括部長より、設計作品賞と設計技術賞の授与が行われました。特に、設計作品賞最優秀賞は、阪急阪神不動産株式会社が手がけた「ジオ彩都いろどりの丘」に贈られました。また、優秀賞には株式会社プレステージ・インターナショナルの「岩手BPOフォートレス」が選ばれました。
南口取締役のメッセージ
発表会に際し、南口取締役は参加者に向けて、設計における重要なポイントを強調しました。「お客様の意向を形にすることが一番大切な仕事です。できるだけ多くの人に、自分の設計した建物を誇りに思ってもらえるように努めてほしい」と言います。
さらに、構造設計においてはコストや最新技術の導入が不可欠であるとし、参加者に対してしっかりとしたプレゼンテーションを行うよう呼びかけました。これにより、フジタとしての信頼を高めてもらいたいとの期待も述べられました。
今回の発表会は、設計の未来に向けた技術力の向上を促進する良い機会であり、参加者からは非常に高い関心が寄せられました。今後もこのようなイベントが企画され、さらなる技術革新が進むことが期待されています。