サステナビリティ推進の新たな課題とは
2025年に開催予定のサーキュラーパートナーシップEXPOに向けて、株式会社ごみの学校が実施した資源循環に関連する実態調査が公開されました。この調査では、企業や行政、研究機関の関係者58名からの回答を基に、資源循環の推進における現状や課題が明らかにされています。
調査結果の要点
調査の結果、企業が資源循環を進める上で直面している問題は、技術や資金不足ではなく、情報の不明瞭さや社内の教育不足に起因していることがわかりました。
1.
何を把握すればよいか分からない
多くの参加者が、自社の廃棄物や資源の状況を把握するために何から手を付ければいいのかがわからないと回答しました。これは、資源循環を進めるための第一歩すら踏み出せていない企業が多数存在することを示しています。
2.
具体的な社内課題
調査の中で、企業が抱える最大の組織課題として「社内教育」(25%)と「部署間の認識差」(20%)が挙げられました。技術的な問題よりも、情報の共有や一致した理解が求められていることが浮かび上がっています。具体的には、部署ごとに異なる認識のせいで、施策が進まないケースが多く見られます。
3.
他社の成功事例を求める声
外部連携に関する質問では、最も多かったのが「他社の具体的な成功事例を知りたい」という声でした。特に、特大の成功事例よりも実際に自社で模倣可能な事例への関心が高いことが明らかになりました。
見えてきた課題構造
本調査からは、日本企業における循環型経済推進の障壁が「技術不足」ではないことが示されました。むしろ、目的の整理や社内の合意形成に関する問題が、実行を困難にしている可能性が高いです。実務担当者は進めたいという意志を持ちながらも、社内での合意が取れずに進捗が妨げられることが多々あると報告されています。
サステナイベントの開催
これらの調査結果を受け、2026年3月11日(水)には「サステナ現場の“ほんね”ぶっちゃけナイト!」が東京・赤坂で開催予定です。このイベントでは、調査結果の詳細説明や現場での実体験の共有、参加者同士の座談会を通じて、企業担当者が抱える悩みをカジュアルに理解し合える場を提供します。
イベント詳細
- - イベント名: サステナ現場の“ほんね”ぶっちゃけナイト!
- - 日時: 2026年3月11日(水)19:00〜21:00
- - 会場: リアルコクリバ(東京都港区赤坂1-14-14)
- - 定員: 30名
- - 参加費: 無料
このイベントに参加することで、他の企業の担当者の課題や解決策を知る良い機会になるでしょう。
ごみの学校とは?
「ごみを通してわくわくする社会をつくろう」という理念のもと、2021年に設立されたオンラインコミュニティです。代表の寺井正幸は、豊富な経験から多くの専門知識を持ち、環境に関心のある人々を共に集めながら、さまざまなプロジェクトを推進しています。コミュニティには、上場企業のサステナビリティ担当者や学生、環境省職員など、多様なバックグラウンドのメンバーが所属しています。
詳しくは公式ウェブサイトやFacebookをご覧ください。