土屋有氏が中小企業アドバイザーに就任
地域資源ブランディング株式会社の代表である土屋有氏が、2024年に独立行政法人中小企業基盤整備機構から「令和7年度 中小企業アドバイザー(スタートアップ)」として委嘱されました。この取り組みは、創業を志す人々やスタートアップ企業が直面するさまざまな課題に対し、専門家のアドバイスを通じて事業成長を促すことを目的としています。
土屋氏の役割と支援内容
土屋氏は、主に宮崎県を中心とした地域において、「FASTAR」というハンズオンの支援を通じて、起業や事業成長、組織の拡大、理念やビジョンの実現を目指す具体的なアドバイスを提供する予定です。この制度を通じて、地域資源を活かした事業の発展に寄与することが期待されています。
相談は完全無料で、地域資源ブランディング株式会社の公式サイト(
https://regreb.co.jp/)から申し込むことができます。このシステムは特に創業希望者にとって心強い味方となるでしょう。
土屋氏の実績と専門分野
土屋氏は宮崎大学の地域資源創成学部の准教授でもあり、マーケティング、アントレプレナーシップ、イノベーション教育に関する深い知見を持つ実務者です。これまでに、宮崎大学から誕生した水産養殖ベンチャー「SMOLT」に対しても支援を行い、地域に根ざした多くのプロジェクトに関与してきました。
大学での教育に加え、上場企業の取締役や複数のスタートアップの経営に関わってきた経験もあり、資本政策やM&A、成長戦略の現場においても豊富な経験を持っています。この多様なバックグラウンドが、土屋氏のアドバイスの信頼性と実践性を高めています。
地域資源ブランディング株式会社について
地域資源ブランディング株式会社は、宮崎大学地域資源創成学部の実務家教員3名によって設立された大学発のベンチャー企業です。会社の設立目的は地域の自然や文化、人材といった資源を掘り起こし、マーケティングやデザイン、映像技術を駆使して再編集・可視化することにより、地域課題の解決と持続可能な発展に貢献することです。
具体的には、スタートアップ支援や戦略立案、教育プログラムの開発、人材育成のワークショップなどを、自治体や企業、大学に対して提供しています。
土屋有氏の経歴
土屋氏は宮崎県都城市出身で、大学在学中から様々な企業の重要な役職を歴任してきました。アイレップ(現: Hakuhodo DY ONE)の取締役を始め、インターネットインフィニティーの執行役員や面白法人カヤックでの事業部長など、多岐にわたる経験を積んできました。こうした実績により、複数企業の株式上場やEXITにも貢献しています。
マーケティングやアントレプレナーシップ、イノベーション教育、ソーシャルイノベーションを専門にしており、その業績が評価され、令和3年には宮崎大学学長賞、さらに令和2年と令和5年には「九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト」の支援部門賞を受賞しています。これにより、土屋氏は地域と学界の架け橋として高い評価を得ています。
結論
土屋有氏の新たな役割により、地域のスタートアップや創業希望者への支援がより強化されることが期待されます。宮崎地域の経済的な活性化に貢献するこの取り組みは、地域資源を生かしたビジネスの成功に向けた重要なステップとなるでしょう。