サステナブルな未来へ、emmiとREMAREが手を組む意味とは
近年、環境問題が注目されている中で、ファッション業界でもサステナブルな取り組みが求められています。そんな中、レディースブランド「emmi」が、再生プラスチック素材「REMARE」を店舗内装に採用したことが話題になっています。今回は、この取り組みの背景やREMAREの魅力について詳しく見ていきましょう。
emmiのサステナブルな理念
emmiは、「クリアモード」をブランドコンセプトとして掲げ、店舗づくりにも環境に配慮した素材を積極的に取り入れています。この意識を持つことで、顧客に対しても自然環境を大切にする価値観を伝えています。特に「REMARE」は、他では見ることのない独特な魅力を持った素材であり、ユーザーに新たな体験を提供することができます。
REMAREとは?
「REMARE(リマーレ)」は、海洋プラスチックや産業廃棄物をリサイクルして生まれた国産の再生プラスチック素材です。三重県鳥羽市で製造され、廃棄されたプラスチックを新たな価値ある製品へと生まれ変わらせることを目指しています。「捨てられるはずだったものに、新しい意味と美しさを」という理念を掲げており、商業施設や公共空間など様々な分野で活用されています。
特に、emmiの店舗内装においては、REMARE素材のスタンド型ハンガーラックが採用されています。このハンガーラックは、各店舗の空間演出の一部としてはもちろん、ブランドが大切にするサステナブルな思想とも調和しています。利用者にとって、見た目の美しさだけでなく、その背後にあるストーリーや価値観を感じることができるのです。
5店舗に広がるREMAREの採用
REMAREは、emmiの広島店、渋谷ヒカリエ ShinQs店、池袋パルコ店、阪急うめだ本店に続き、2025年6月にはエスパル仙台店にも採用されることが決まりました。これにより、ファッションと環境への配慮が一体となった新たなスタイルを提案し続けることになります。
未来を見据えた取り組み
emmiとREMAREのコラボレーションは、単なるビジネスの枠を超えた重要なメッセージを持っています。それは、サステナブルな材料を使用することにより、環境問題に対する意識を広げ、より良い社会を作る力があるということです。これは、私たち消費者一人ひとりにも影響を与える結果となり、皆が環境に思いを馳せるきっかけになり得ます。
これからも、emmiとREMAREの取り組みを通じて、ファッション業界がどのようにサステナブルな未来を築いていくのか、目が離せません。これらの店舗を訪れることで、商品の購入だけでなく、新たな価値観を体験することができるでしょう。私たちも、一消費者として、この流れに少しでも貢献できればと思います。