スタートアップGSAP
2025-06-17 10:19:47

日本のスタートアップをグローバルへ導くGSAPプログラム始動

日本のスタートアップ企業を支援するGSAPプログラム



2025年6月18日、日本のスタートアップ企業を国際市場に導くことを目的とした「グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP)」が始まります。このプログラムは、内閣府との連携により、スタートアップの海外展開をバックアップする重要な取り組みです。

GSAPは2021年に始まり、これまでに500社以上の日系スタートアップに支援を提供してきました。支援を受けた企業の中には、北米やアジアでの資金調達を成功させたり、現地法人を設立したり、大手企業と提携を結ぶことに成功した事例も多く、実際のビジネス展開に役立っています。

新たな参加企業の採択


本年度の初めのステップとして、全国から選ばれた30社のスタートアップが特定のコースに参加します。これらの企業は、Enterprise BtoB領域およびサステナビリティ領域に焦点を当てて選抜されています。参加企業は、世界的に評価されているアクセラレーターと連携し、具体的な支援を受けることができるのです。

Enterprise BtoBコースの特徴


このコースは、Alchemist Xという、米国のアーリーステージのエンタープライズ分野の安定したアクセラレーターと連携しています。Alchemist Xは、プログラム参加企業に総額14億ドル以上の資金調達を行うなど、その成果が高く評価されています。今回選抜された企業は、米国市場の理解を深めるPhase 1に参加することになります。

サステナビリティコースの取り組み


一方、Sustainabilityコースには、約800名の社内専門家と200名以上の外部メンターを抱えるThird Derivativeと、世界中の起業家を育成するNew Energy Nexusが関与しています。さらに、CO2削減や気候レジリエンスに取り組むJapan Energy Fund Venturesも協力しています。

多様な支援内容


両コースでのプログラムは英語で実施され、オンライン講義、個別メンタリング、ネットワーキングなど、多岐にわたる支援が行われます。具体的な内容としては、戦略的計画や資金調達方法、マーケティングに関する座学セッション、そしてデモデイなどが含まれ、参加企業は海外展開に向けた準備を整えることができます。ただし、現地渡航にかかる費用は自己負担となるため、企業はその点も考慮しなければなりません。

このGSAPプログラムの第二段階では、残りの3コースに関する採択企業が2025年8月上旬に発表される予定です。専門家のサポートを受けながら、日本のスタートアップ企業が国際市場で成功を収める姿に期待が高まります。

GSAPの詳細については、こちらの公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
独立行政法人 日本貿易振興機構(ジェトロ)スタートアップ課
住所
東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビル7階
電話番号
03-3582-5770

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