中期経営計画を全社に浸透させるための4つの壁を突破する方法
企業の成長を支える中期経営計画。しかし、分かりやすく石橋を叩いて行ったはずのこの計画が、なぜ全社員に浸透せず、現場で共感を得られないのか。その理由とともに、株式会社揚羽が提案する解決策についてご紹介します。
中期経営計画が浸透しない理由
中期経営計画は、数字や戦略だけではなく、社内の文化として根付く必要があります。株式会社揚羽のセミナー「経営の意志を全社員の誇りへ、中期経営計画のナラティブ設計」では、現場で“自分ごと化”されない原因として「4つの壁」を挙げています。
ロジックの壁
現場では、結局のところ数字や戦略の正しさだけでは共感が得られないのです。この「ロジックの壁」を超えるには、数値だけではなく物語的要素を取り入れ、経営の意図を伝えていく必要があります。
現場の壁
情報が溢れる現代、焦点がぼやけてしまうことも問題です。「現場の壁」を乗り越えるには、社員が納得できる、シンプルで分かりやすいメッセージを発信することが不可欠です。
未来の壁
多くの企業は過去の延長線上でしか未来を描けず、新たな挑戦が難しくなっています。変化への対応を促進するためには、未来のビジョンが必要です。
4つの壁をどう突破するか
これらの壁を突破するためには、経営の意志や理念を言葉として伝えるだけではなく、ストーリーテリングを用いたナラティブ型中期経営計画が有効とされています。ナラティブ型では、「なぜ行うのか」という点からスタートし、共感を生み出す物語を構成することが求められます。これによって、社員は自然と自分ごととして捉えやすくなります。
「具体」と「抽象」をつなぐ浸透設計
社員が自分の役割を明確に理解するためには、抽象度の高い理念やパーパスと、具体的な事業戦略や数値目標を関連付けることが重要です。計画を単なる「伝える資料」とせず、実際に響くような「共鳴を生むコミュニケーション」とすることで、全社員が浸透施策に関与しやすくなります。
この浸透設計の具体的な実施方法として、映像やワークショップ、共有の場を設けることが挙げられます。特に「パーパスムービー」と称される非言語的素材は、経営の想いや熱量をより深く理解させるための有力な手段です。
ナラティブ設計の設計ポイント
1.
戦略を“自分ごと”として翻訳する
経営戦略や数値目標をそのまま伝えるだけでは、現場との距離は埋まりません。社員が自身の役割と結びつけやすいよう、この挑戦を通じてどんな未来を目指すのか、意味づけを行いましょう。
2.
ストーリーで“共感”を生む
単なるスローガンや資料で終わらせず、社員が感情的に共鳴できるようなストーリーに再構成します。数字や戦略だけでなく、送られたメッセージが心に響くことが大切です。
3.
浸透施策は“発信”で終わらせない
動画や冊子、イベントを通して社員同士が対話し、解釈を深める仕組みを作ることが不可欠。物事をばらばらに伝えるのではなく、語り合える状態を整えて定着を目指しましょう。
まとめ
株式会社揚羽のセミナーで提唱されたナラティブ型中期経営計画は、現代企業が抱える様々な課題に対する、実践的な解決方法を提供しています。経営の意志を全社員に浸透させるためには、このようなアプローチが必要不可欠といえるでしょう。ブランディングに関するご相談や具体的な施策は、ぜひ株式会社揚羽までお問い合わせください。