子供服のリユースを通じて生活を支援する「めぐりふくプロジェクト」始動

「めぐりふくプロジェクト」の誕生

無人店舗のリユース子供服屋「めぐりふく」が、生活困窮世帯に向けてリユース子供服を無料で提供する新プロジェクトを立ち上げました。この取り組みは、子育ての経済的負担を軽減し、子供服の再利用を促進することを目的としています。

背景と必要性

近年の物価上昇や養育費の高騰により、子育て世帯は大きな経済的負担を強いられています。日本の子育て世帯にかかる費用は、総額3000万～4000万円にも達することがあり、その中でも衣服代は大きな割合を占めています。さらに、厚生労働省の調査によると、約9人に1人の子供が貧困状態にあるという厳しい現実があります。

そこで「めぐりふく」は、このような社会的課題を解決すべく「めぐりふくプロジェクト」を開始。必要としている子供達に、リユース子供服を届けることで、経済的なサポートを行います。具体的には、各種児童支援団体を通じて、2,000枚の子供服を全国の子育て世帯に向けて発送する計画です。

無人店舗の魅力

「めぐりふく」は、2021年に練馬区江古田にオープンした日本初の完全無人店舗。子供服やおもちゃ、靴などが1,200点以上揃うこのお店は、子育てと仕事を両立するワーキングママによって運営されています。地域の皆様から寄付を受けており、使わなくなった子供服をリユースできる場所として、多くの方に親しまれています。

無人店舗のスタイルにすることで、運営費を抑え、よりお手頃な価格で商品を提供できます。また、購入は券売機や電子マネーを使って行うため、手軽に買い物ができるのも魅力の一つです。

持続可能な社会への取り組み

「めぐりふく」は、SDGs（持続可能な開発目標）の達成にも貢献しています。衣服の再利用は、環境問題に対する重要な解決策の一つであり、少しでも廃棄物を減らすことで、地球環境を守ることに寄与しています。地域の子供服の流通を促進し、より多くのご家庭にリユースを広め、環境にも優しい社会を作ります。

クラウドファンディングによる支援のお願い

このプロジェクトを実現するためには、クラウドファンディングが重要です。目標金額150万円を設定し、寄付金は子供服の仕入れや送料、運営費用に使用されます。支援していただいた方には、感謝のメールや特別なリターンもご用意しています。

また、地域の支援団体と連携し、必要としている子供達へ直接届けることで、支援の即効性を持たせる予定です。この取り組みを通じて、子育て世帯の負担軽減と、不要な子供服のリユースを推進します。