第4回Reライフ文学賞受賞作品が決定！心温まる物語とは

第4回Reライフ文学賞、受賞作品発表

2023年3月3日、株式会社朝日新聞社が主催する「Reライフ文学賞」の第4回受賞作品が発表されました。この文学賞は、小説やノンフィクションを対象とした応募コンテストで、「家族のかたち～第二の人生の物語～」をテーマに、多くの作品が寄せられました。今回は、1,787件の応募の中から特に優れた作品が選ばれ、長編部門の最優秀賞にはタベルスキマイケルさんの『ソーセージ先生の泣き笑い人生』が選ばれました。また、読者が選ぶ「Reライフ読者賞」は、鳴神千春さんの『夫そして父は、獣医師だった』が獲得しました。

最優秀賞の作品概要

最優秀賞を受賞した『ソーセージ先生の泣き笑い人生』は、ポーランドから日本に移住した男性の葛藤と成長を描いた作品です。この作品について特別選考委員の内館牧子さんは、「本作には、読者に『顔を上げて生きよう』と力を与える魅力がある」と評しました。作品の主人公は、妻の故郷である秋田への移住後、様々な職業を経験しながら「家族」の温かさを見つけていきます。ソーセージ作りを通じて、人とのつながりを深め、孤独感を克服していく姿は、読者にとって心強いメッセージとなることでしょう。

Reライフ読者賞の作品内容

鳴神千春さんの『夫そして父は、獣医師だった』は、1943年に満州での生活から戦後にかけての家族の物語を描いた作品です。この作品もまた、家族というテーマを通じて、当時の社会情勢や人々の絆を深く考えさせる内容となっています。受賞後には、Reライフネットのサイトでの連載が予定されています。

次回開催の情報

そして、来る第5回Reライフ文学賞も開催されることが決定しました。引き続き特別選考委員を務める内館牧子さんが今後の作品に何を期待するのか、注目が集まります。応募は2025年6月5日から開始され、同年10月31日まで受け付けられます。応募に関する詳細は、文芸社の特設サイトまたは朝日新聞のReライフ文学賞ページで確認できます。