アマダグループ、海外展示会に出展
アマダグループ(本社:神奈川県伊勢原市、社長:山梨貴昭)は、2025年に開催される複数の海外大型展示会に出展することを発表しました。具体的には、アメリカのシカゴで行われる「FABTECH」、ドイツのハノーバーでの「EMO」、中国の上海での「MWCS」があります。これらのイベントを通じて、最新の加工技術やデジタルソリューションを広く紹介し、未来のモノづくりを支えるための提案を行う予定です。
FABTECH Chicago 2025の見どころ
「FABTECH Chicago」は北米最大の金属加工展示会であり、2025年9月8日から11日に開催されます。アマダグループは、この展示会で板金、微細溶接、切削、プレス自動化ソリューションの3つの分野からブースを出展します。特に注目すべきは、新商品のファイバーレーザマシン「ORSUS-3015AJe」と協働ロボット「CR-010B」です。中・大量生産だけでなく、多品種少量生産にも対応可能な自動化ソリューションを提案し、来場者の期待に応えるでしょう。
さらに、切削事業では、超硬丸鋸盤「CMⅡ-75DG」を展示し、形鋼向けの搬入装置との接続によって、幅広いニーズに応える自動化のソリューションを示します。そして、プレス自動化ソリューション事業からは、「ALFAS」という順送プレス加工自動システムを紹介し、操作性や生産性の向上を図ります。
EMO Hannover 2025の見どころ
続いて「EMO Hannover」は、2025年9月22日から26日まで開催され、ヨーロッパを代表する工作機械の展示会です。アマダグループは、新商品の可変パルスカッティングバンドソー「PCSAW-430AXⅡ」などを出展し、より高速かつ安定した切断能力を誇るマシンを紹介します。今回の展示は、自動化やデジタル化に対応したソリューションを強調する場となります。
MWCS 2025の見どころ
最後に「MWCS 2025」は、9月23日から27日に上海で開催され、中国の国際工業博覧会の中核を担います。ここでは、板金、微細溶接、切削、プレス自動化などのマシンを展示します。特に、ファイバーレーザ複合マシン「EML-2512AJe」とテイクアウトローダー付きサイクルローダーの組み合わせや、電動サーボ小物ベンディング自動化システム「EGB-6013ARce」が注目されるでしょう。これにより、全工程の自動化と工場全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を体感できます。
未来のモノづくりを見据えた挑戦
アマダグループは、これらの海外展示会を通じて、グローバルな視野で事業を展開し、シナジー効果を最大限に活用することで、さらなる市場への拡大を目指しています。展示によって、未来のモノづくりの新たな形を提案し、持続可能な社会の実現に向けた挑戦を続けていくとのことです。
まとめ
アマダグループの出展は、業界の最先端技術を体感できる絶好の機会です。各展示会でのブース訪問を通じて、最新の加工技術やデジタルソリューションに触れ、未来のモノづくりを考えるきっかけとしたいです。今後のイベントの進展に注目です。