ハイレゾの資金調達
2024-10-07 15:48:29

国内最大級のGPUデータセンター運営、ハイレゾが新たに12億円を資金調達

株式会社ハイレゾ、新たに資金調達を実施



株式会社ハイレゾは2023年10月、第三者割当増資を通じて約12億円の資金を調達したことを発表しました。これにより、同社の累計調達額は約41億円に達し、さらに事業拡大への道を歩んでいます。ハイレゾはGPU専用データセンターを運営し、自社のクラウドサービス「GPUSOROBAN」を展開する企業で、石川県志賀町に国内最大級のデータセンターを持つなど、業界で重要な地位を築いています。

資金調達の目的と事業展開



新たに確保した資金は、主に以下の目的に使用される予定です。

1. 各拠点のサービス向上
- GPUデータセンターの効率的な運営に資するため、設備投資が行われます。

2. 新規顧客獲得に向けた広告宣伝
- 競争が激しい市場でのプレゼンスを高めるため、積極的なプロモーションを行います。

3. 上場準備のためのコーポレート体制強化
- 資金調達に伴い、上場に向けた内部体制の整備を進める計画です。

4. 新規事業への投資
- 生成AI関連の新たなビジネスチャンスを捉えるための投資も計画されています。

ハイレゾの代表取締役、志倉喜幸氏は「この資金を活用して、さらなる成長を目指す」と具体的な意欲を示しています。

業界からの注目



出資先企業からもコメントが寄せられています。WCP HR投資事業有限責任組合の代表、古橋昌也氏は、ハイレゾのGPUデータセンターの機能強化が期待されるとし、「日本のデジタル赤字解消」や「地方創生」といった社会課題に貢献する企業としてのハイレゾの意義を強調しました。さらに、サードウェーブの尾崎健介氏も、同社のGPUクラウドサービスが次世代の技術革新に欠かせないものだと評価し、地域社会との連携を重視した取り組みの重要性を述べています。

GPUSOROBANとその影響



「GPUSOROBAN」は、画像生成AIや大規模言語モデルなどの計算処理を高速化するためのGPUクラウドサービスです。これまでに1,000件以上の利用実績を持つこのサービスは、IT業界はもちろんのこと製造や建設業、大学研究機関など多岐にわたる分野で利用されています。ハイレゾは、賃貸性が高く、低コストでの高性能GPUサーバーの提供を実現し、データセンターの建設コストや運営コストを抑えることで、クライアントにとって魅力的なサービスとなっています。

今後の展望



ハイレゾは、2024年2月には新たに香川県にAI開発用のGPU専用データセンターを設立する計画も発表しています。このデータセンターは、産業の発展や地方創生を視野に入れた取り組みとして注目されており、今後もその役割が期待されています。また、佐賀県玄海町の廃校を活用した新データセンターの開設も控えており、地域経済への貢献が鍵となるでしょう。

ハイレゾは、社会のさまざまな課題に応える形で、今後も事業を拡大し、業界のリーダーとしてさらなる飛躍を目指します。


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会社情報

会社名
株式会社ハイレゾ
住所
東京都新宿区市谷田町3-24-1
電話番号
03-6775-7888

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