人道の港敦賀ムゼウム3周年記念イベントを開催！地域の絆を深めるアートプロジェクトも

人道の港敦賀ムゼウムが3周年を迎えます

福井県敦賀市に位置する人道の港敦賀ムゼウムは、2023年11月3日（金・祝）にリニューアルオープンから3周年を記念した特別イベントを実施します。このムゼウムは、過去にポーランド孤児やユダヤ難民が上陸した歴史的な背景を持つ場所です。今回のイベントは、地域の人々や訪問者に「命の大切さ」と「平和の尊さ」を伝える大切な機会となっています。

記念イベントの概要

11月3日は多彩なイベントが予定されています。まず、NPO法人国連UNHCR協会事務局長特命（渉外担当）の中村恵氏による講演会「真の国際人緒方貞子の生き方」が開かれます。これは、日本人として初めて国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子氏の生涯や難民問題に対する考え方を学べる貴重な機会です。

- 日時: 14:00～15:30（受付は13:30から）
- 場所: １階研修室
- 定員: 50名（先着順）
- 参加費: 無料

さらに、2023年夏に敦賀市からポーランドとリトアニアに派遣された高校生による企画展「LIFE～出会いとその奥にある記憶～」が開催され、彼らが現地で学んだことを元にした展示が行われます。この展示は2024年1月30日まで継続されます。

特別イベントと関連プロジェクト

また、11月5日（日）には「アートを通して日本とリトアニアの子どもたちの心をつなぐプロジェクト」が実施されます。このプロジェクトは、絵を描く楽しさを通じて、国境を越えた心のつながりを創出するものです。

- 日時: 11:00～16:00（入退場自由）
- 場所: ちえなみき（敦賀市鉄輪町）
- 参加費: 無料

また、敦賀高校創生部によるオリジナルスープ「ツルシチ」も30食限定で販売される予定です。さらに、小学生以下の先着100名を対象にガチャガチャチャレンジも行われます。

多様な文化イベントとコラボレーション

この3周年イベントは、関西文化の日の活動の一環として開催されるため、11月3日は人道の港敦賀ムゼウムが無料開館となります。この機会に、ぜひ家族や友人を誘って訪問してみてください。

周辺では、敦賀港イルミネーション「ミライエ」も同日から開催されます。このイルミネーションは、敦賀市の金ヶ崎緑地で11月3日から12月25日まで続き、その美しい風景が訪れる人々を魅了します。

歴史的背景とムゼウムの役割

「人道の港敦賀ムゼウム」は、明治から昭和初期にかけてヨーロッパとの重要な交通拠点であった敦賀港の歴史を振り返る場です。ここでは、難民や孤児たちがどのように助けを受けたのか、その歴史的な出来事を通じて、訪れる人々に大切なメッセージを伝えています。

ぜひこの機会に、人道の港敦賀ムゼウムを訪れ、深い人道的なメッセージに触れ、多様な文化体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。

人道の港敦賀ムゼウム