フレスコボールの国際大会開催プロジェクト
一般社団法人日本フレスコボール協会(JFBA)が、International Beach Racket Association(IBRA)とのコラボレーションで、2025年に日本で初めてのフレスコボール国際大会を開催することを発表しました。このプロジェクトは、フレスコボールの普及と競技力向上を目指し、協会設立からの歩みを踏まえた重要な一歩です。
JFBAは、2013年の設立以来、国内におけるフレスコボールの普及活動に力を入れてきました。今年9月、ポルトガルのカシュカイシュ・カルカヴェロスビーチで行われた国際大会『LUSITANA INTERNATIONAL CUP 2024』において、日本選手団はワールドレコードを次々に更新して優勝するという素晴らしい成果を収めました。これは、国際的な舞台でのフレスコボールの魅力と競技力の高さを証明するものであり、今後の発展がますます期待されます。
大会での日本選手団の成績は以下の通りです。
- - 男子カテゴリ優勝: 五十嵐恭雄&赤塚康太
- - 男子カテゴリ3位: 松井芳寛&中野克希
- - ミックスカテゴリ優勝: 赤塚康太&落合真彩
- - ミックスカテゴリ準優勝: 五十嵐恭雄&宮山有紀
- - ミックスカテゴリ3位: 中野克希&鈴木麻井子
日本のフレスコボール界が世界の舞台で存在感を示す中、JFBAは国際大会の開催を目指すこととなりました。このプロジェクトでは、フレスコボールのルールが国によって異なる現状にも配慮しつつ、フレスコボール発祥の地ブラジルに最大限のリスペクトを払い、各国との関係構築を図りたいと考えています。
具体的には、毎年秋に行われる『JAPAN BEACH GAMES® 須磨』での国際大会開催を目指します。JBG®須磨は、ビーチ・マリンスポーツの国際的な祭典『WORLD BEACH GAMES』の日本招致プロジェクトの一環として、神戸市・須磨海岸において数々の競技が行われるイベントです。JAFLが掲げるこの理念に沿った大会として、提供される各イベントは、フレスコボールの魅力をさらに広げる場となります。
IBRAの主催で行われた初の大会『IBRAアテネオープン2022』では、世界8カ国から選手が集結し、今回の大会もアジアでの初開催となるため、多くのフレスコボール愛好家に注目されています。成功を収めるために、JFBAは全力を尽くして準備を進める所存です。
フレスコボールとは?
フレスコボールは、ブラジル・リオデジャネイロ発祥のビーチスポーツです。1945年にコパカバーナビーチで考案され、現在では世界中のビーチで楽しまれています。競技の大きな特徴は、対戦形式ではなく、2人が協力してラリーを続けるところです。競技時間は5分間で、7メートルの距離を保ちながらプレーします。この協力的な側面から、フレスコボールは「思いやりのスポーツ」とも称されています。
日本国内では、2024年11月時点で27のJFBA公認地域クラブと4の公認学生団体が誕生し、フレスコボールを通じた地域コミュニティが築かれています。JFBAは、スポーツの魅力をより多くの人々に広めるために、全国47都道府県で地域クラブの設立を目指して活動を続けています。今後のフレスコボールの発展と、2025年の国際大会に向けた挑戦に、ぜひご注目ください。