紫外線センサーで火災を未然に防ぐ新商品のご紹介
火災や放火による被害を未然に防ぐための新しい安全対策製品『火の要人(ひのようじん)』が日本仮設株式会社から販売開始されました。この画期的なシステムは、紫外線センサーを搭載し、わずかな炎から発せられる紫外線を瞬時に検知。消防活動の迅速化と被害の最小化に寄与することを目的としています。
機能と特徴
『火の要人』の特徴として、まずは左右上下ともに120度の視野を持つことが挙げられます。このセンサーは、炎が発生してからわずか0.5秒で反応し、最小2cmのライターの炎は10m先、約1mの火柱は70m先でも検出可能です。特に斬新な点は、紫外線検出波長が185〜260nmであり、太陽光からの紫外線を検出しないため、屋外での利用でも誤報の心配がありません。
開発背景
近年、異常気象による乾燥状態の影響や、都市部での放火・不審火の増加により、火災リスクはますます増大しています。特に、建設現場や閉店後の店舗、倉庫などでの初期火災の発見が遅れ、被害が拡大するケースが多く見られます。従来の室内火災報知器は煙や熱を感知する方法が主流であり、煙が充満するまでに時間がかかるため、緊急時に機能しないことが多々ありました。
火災被害の防止を目指して
『火の要人』は、火災の初期段階での対応を重要視しています。火災による被害を防ぐ鍵は、実は“2分以内の初期消火”です。この製品は特殊な波長の紫外線を高感度で感知し、初期の火種をすぐにアラートします。これにより、人的・物的な被害を防ぐだけでなく、火災によるCO₂排出や有害物質の拡散からも環境を保護します。
実際の利用シーン
製品は様々なシーンでの利用が想定されています。例えば、データセンターの閉店後や飲食店、または管理室や自宅オフィスなど、人的管理が難しい場所での設置が効果的です。このシステムは、工事現場やイベント会場でもその特性を発揮します。
主要な特長
1.
高速検知: 最短0.5秒でアラートを発信し、初期段階での迅速な対策を促します。
2.
簡単設置: 小型・軽量であるため、電源さえあればどこにでも簡単に設置可能です。
3.
誤報リスクの低減: 屋外での使用でも誤報がないように設計されています。
未来への展望
日本仮設株式会社は、安全な施工環境を提供すべく、今後もこの『火の要人』を通じて新たな安全対策を展開していく考えです。建築・土木用資材を活用したパッケージ提案や、IoT技術を利用した監視機能の拡充など、より多くのニーズに応える製品へと進化させていく予定です。
会社情報
- - 会社名: 日本仮設株式会社
- - 所在地: 札幌市西区発寒16条14丁目6-50
- - 設立: 昭和42年10月24日
- - 事業内容: 建築・土木用仮設資材の開発、設計、製造、販売及びレンタル
詳細な製品情報や購入方法については、あらかじめ以下のリンクをご覧ください。私たちの安全を守るための一助となることでしょう。
製品情報